2019.11.02 奈良京都旅2日目(1) 室生寺 [国内旅行]
旅2日目は桜井からスタート。
7時53分発の急行五十鈴川行きは、通常とは異なる塗装の電車だった。
桜井から先は山に囲まれた中を進む。朝霧がかかっている。
周りに何もないのに車内は座席が埋まって立っている人もちらほらいるぐらいの混み具合。奈良県から三重県という近畿から中部地方と経済圏も文化圏も異なると思われる方面に週末の朝から向かう人が多いのは、それだけ移動の需要があるということなのだろうか。本数も1時間に3-4本はあるし。行き先の五十鈴川って、三重県の津を通り過ぎて松阪、伊勢市の先である。鳥羽までは行かない。
8時11分に室生口大野に到着して下車した。
先頭6両は色違いだったけど、後ろ2両は通常塗装。
次の三本松まで奈良県で、その次の赤目口から三重県に入る。
小さな集落に入ると霧が取れて再び青空である。
室生口大野駅からバス移動。
電車の時間に合わせて8時20分の出発。
バスは駅周辺の集落を過ぎると、山の中をずっと進む。
山の中にも建物などが全くと言っていいほどなく、終点の室生寺の1つ手前からのバス停からの運賃は280円になっている。自由乗降区間ではあるものの、それだけバス停も置かれないぐらい何もないのである。
バスで14分移動して終点の室生寺で下車。
運賃は440円だが、フリーきっぷの対象区間なので、切符を運転手に見せるだけでOK。
バス停からお寺の入口まで歩いて進む。
写真を撮っているところの橋は関係者しか渡れない橋で、参拝客は奥の赤い橋を渡ることになる。
参道沿いには古い建物が続く。前日参拝した長谷寺の参道とも似たような雰囲気。
石柱には「女人高野室生寺」と書かれている。
なぜ女人高野なのかと言うと、高野山は厳しく女人を規制したのに対し、こちらは山奥の寺院でありながら女性の参詣を許したことによる。
近鉄のフリーきっぷで拝観料が割引になる。
リーフレットをもらって境内へ。入ってすぐの場所に御朱印所があるが、この先の本堂や奥の院でしかいただけない御朱印があるので、ここでは預けずにそのまままずは本堂を目指したい。
それにしても、仁王門が立派。
階段を上って本堂へ向かう途中にもいくつかしっかりとしたお堂が続く。
どれも本堂じゃないのかと思ってしまうぐらい。
1つ目のお堂は金堂で、平安時代初期から続く国宝の建物で、本尊の釈迦如来立像も国宝に指定されている。
2つ目のお堂は弥勒堂と言い、鎌倉時代からの建物で重要文化財。
正面が本堂の灌頂堂。鎌倉時代からの建物で国宝。
こちらで本堂の御朱印をいただけた。
本堂裏手に五重塔があり、こちらも国宝で平安時代初期からのもの。
台風による周りの木々の倒木で大きく損傷を受けたことがあったが、見事に修復されている。
五重塔からさらに奥の院への道を進む。
室生寺本堂までは朝8時半から入ることができるが、奥の院へは9時を過ぎないと入ることができず、また閉まる時間も他よりも30分早い16時半で閉まる。
奥の院への道は、ちょっと一休みしたくなるぐらい上り階段が長く続いていた。
9時過ぎに奥の院に到着したが、担当の僧侶さんがまだ準備中で、ここでは御朱印は1種類だけいただき、他にもいただける御朱印は麓の御朱印所で書いていただくことにした。朝からいきなりすみませんでした。
五重塔を横目に見ながら参道を下っていく。
仁王門の前では何かイベントが行われようとしていた。
もう1週間遅かったら紅葉が見頃だったのかも。
室生寺でいただける御朱印はこれだけある。
本堂では3種類のうち、本尊など2種類いただいた。
奥の院ではここだけでしかいただけない1種類を選んだ。
室生寺の麓の御朱印所で3種類書いていただいた。
こちらの書置きは期間限定のもの。
帰りの参道でよもぎ入りの饅頭を食べた。
室生寺から帰りのバスは9時45分発。
滞在時間は1時間11分だったが、結構急ぎ足な参拝だった。このバスを逃すと更に1時間待たないといけないので。この1週間後から紅葉シーズンのバス臨時増便があって、休日は1-2時間間隔から30分間隔に縮まる。詳しくは奈良交通のホームページで。
こうして10時に室生口大野駅まで戻り、再び桜井まで近鉄電車で戻る。
この後は桜井駅近辺のお寺と神社を巡ります。
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