2019.11.02 奈良京都旅2日目(2) 安倍文殊院・大神神社 [国内旅行]
室生寺から桜井まで戻ったものの、駅から次の場所へ向かうバスがちょうど無くて、タクシーで移動することにした。
タクシーで10分ほど(途中渋滞あり)、料金1030円で向かった先は、安倍文殊院。
駐車場がある境内の裏側から入った。
大化の改新と同じ645年の創建と、歴史の長いお寺の一つである。
本堂内には鎌倉時代に快慶によって造られた本尊の文殊菩薩像(国宝)をはじめ、仏像などが安置されている。
堂内は拝観料を払って入り、住職の説明を受ける。撮影は厳禁。仏像の配置が奈良時代のお寺らしさを感じる。
拝観料には、客殿でのお茶菓子が込みになっている。
落雁はお土産で買うことができる。記念にオススメ。
奈良時代に遣唐使として唐で学んだものの帰国できなかった阿倍仲麻呂、平安時代に陰陽師として活躍した安倍晴明はこの地の出生。陰陽道の源流のお寺ともされていて、記念に魔除けの赤いお札を購入した。玄関の内側に貼り付けてくださいとのこと。
文殊池には金角浮御堂。阿倍仲麻呂と安倍晴明を祀っている宝物館担っているが、今回は中に入らず外観だけ。
安倍文殊院では御朱印を3種類いただいた。
安倍文殊院から桜井駅まで戻るバスがちょうどあって、バスで移動。ここも近鉄のフリーきっぷの対象区間。そして、桜井駅に到着して15分後に大神(おおみわ)神社に行く臨時バスがあって、それに乗って移動。小さいバスなので、席が全部埋まった。
バスは途中、大神神社(三輪明神)の一の鳥居をくぐる。
大和国一宮だけあって、ものすごく大きな鳥居である。
桜井駅からのバスは二の鳥居前が終点。
ここから拝殿まで歩いて進むことになる。
石柱は大神神社になっていたが、鳥居の扁額は三輪明神となっている。
参道の左右は森に囲まれていて、神聖さを感じる。
二の鳥居から歩いて数分で拝殿に到着。
現在の社殿は1664年に徳川家綱(江戸幕府4代将軍)によって再建されたもの。
こちらは大神神社の祈祷殿。
大神神社と別の大きな神社かと思いきや、大神神社の一部。
大神神社の祈祷殿の脇から「くすり道」を進むと、狭井(さい)神社。
神社境内の薬井戸から湧き出る水は万病に効くと言われていて、ペットボトルに詰めた水が売られていた。また、三輪山に登山するのか、登山の格好をした参拝客を多く見かけた。
狭井神社で御朱印をいただいての帰り道、久延彦神社も通ったが、時間の関係で今回は外した。
次回、奈良旅行の際は、大神神社から天理方面へ山の辺の道を歩いて神社寺院を回ってみたいものである。
大神神社と狭井神社で御朱印をいただいた。
大神神社から帰りのバスがちょうどいいのが無くて、更に歩いて数分の三輪駅から電車で桜井駅まで1駅移動した。新型車とは言え2両編成とは寂しいものである。
三輪からの電車を桜井で下車し他のは12時42分。
次の場所へ向かうバスが桜井駅南口から12時50分。急いでバス乗り場に向かうと、すでに長い列ができていた。
中型のバスに満員の状態。ここから並ぶと当然私も座れない。
このままずっと30分も立ちっぱなしなのかと思ったが、半分以上が聖林寺前で下車した。
ここには奈良時代の国宝の十一面観音像があるとのこと。
上り坂が続いて、屋根付き橋のある交差点を曲がると、バスの終点が近い。
バスの終点・談山神社で下車して、神社へは下り階段を進み、お土産屋が続く緩やかな上り坂を進む。そうすると、神社の入口に到着する。
ここは神社そのものとしては珍しく拝観料を支払わなければならない。
談山神社のシンボルになっている十三重塔。
最初に678年に藤原鎌足の長男・定慧と次男・不比等によって建てられ、現在の塔は室町時代の1532年に再建されたもの。元々はお寺として建てられたこともあり、神仏習合のシンボルになっている。
御朱印は拝殿の入口にて。
中へは靴を脱いで入る。
御祭神である藤原鎌足に関する資料が多く展示されている。
拝殿と本殿の間は回廊のようになっている。
現存のものは幕末の1850年に建て替え。
何故、藤原鎌足が祀られているかと言うと、本殿の裏山で大化の改新に至るきっかけとなる話し合いが藤原鎌足と中大兄皇子との間で行われたことによる。平安時代まで続く藤原氏の時代はここから始まっているわけだ。
十三重塔から階段を降りると総社拝殿と神廟拝所。
建物の正面の広場は蹴鞠の庭と呼ばれていて、藤原鎌足と中大兄皇子の出会いの場を再現する祭りが執り行われる場所。
談山神社の境内を出て、谷間の反対側から神社を眺める。
談山神社でいただいた御朱印はこの2種類。
書置きの紙タイプは期間限定とのこと。
桜井駅からバスに乗って談山神社のバス停に着いてから、1時間14分後のバスで再び桜井駅へ。
途中、聖林寺で行きに多数下車した人たちが再び乗ってきて車内は満員になった。
この後、夕方は宇陀市の大宇陀へバス移動。
近鉄のフリーきっぷの範囲外で料金を別途支払ったが、今回の旅行の目的の1つでもあるので行ってみることにした。続きは次のページで。
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