2019.11.04 奈良京都旅4日目(2) 地蔵院・鈴虫寺・松尾大社 [国内旅行]
梅宮大社から29番のバスが休日は1時間に1本しかないが、ちょうどいいタイミングで来たので乗車し、鈴虫寺入口で下車。
バス停から山側に5分以上歩くと、鈴虫寺のバス折り返し場。先ほど乗ったバスはここを通らない。
まずは、柱にある地蔵院を目指した。
バスの折り返し場から歩いて数分の地蔵院へ。
入口から左右を緑の竹林が覆っている。
室町時代の将軍・足利義満を補佐した管領・細川頼之によって開かれた臨済宗の寺院である。
参道脇も苔がびっちり。
とんちで有名な一休禅師はこの近くで生まれて、6歳で安国寺に移るまでこのお寺で養育されたという。
他のいくつかの寺院との合同イベントで、「藻朱印」の展示がされていた。
インスタ映えを狙ったものだろうか。
他にも、細川護熙元首相による襖絵の展示もされていたが、こちらは撮影禁止。
次に近くの苔寺として知られている西芳寺へ行ってみたが、こちらは以前から一般の拝観を停止していて、往復葉書での申し込みでしか入ることができないという。どこかの機会に申し込んで入ってみたい。
10時15分頃に鈴虫寺に到着すると、既に入場待ちの列ができていた。
近くの案内板に、250名近く1つの部屋に入り、30分程の説法が行われるので、約40分毎に列が大きく動くとのこと。
待っている間に、一読の価値あり。
門を入ったところで人数確認で一旦止められたけど、1回の動きで入ることができた。待ち時間およそ25分。私より数人後ろで今回は入場制限がかかった。ご参考までに。
テレビでも紹介されるぐらい説法で有名な寺院ということで、
拝観料払って、御朱印帳を預けて、250人入るという大広間に案内されると、目の前にお茶菓子が用意されている。
前方では鈴虫がリンリン鳴く中、住職さんによる説法が関西の方らしく笑いを込めてリズミカルに進む。ここの説法はテレビで紹介されるほど有名で、列ができるのもよくわかる。
また、初めての方で手を挙げた人が半分近くだったので、残り半分はリピーターということになる。
今回は、私がテレビで見たのと違う方が説法をされていて、テレビで見た方は今回は受付に回っていた。係は交代で行なっているようである。
泣いたり動き回ったりする落ち着けない小さな子供を連れては来ない方がいい。周りに迷惑だし、説法される方にも迷惑なので。
説法が終わって、お寺から京都の街を眺めてお寺を後にした。
地蔵院と鈴虫寺の御朱印。
地蔵院は書置きの紙でいただいた。
昼食はバスの折り返し場前でとろろそばと麦ご飯のセット。
正午前だったので、待たずに食べることができた。
食べ終わってバスで次の場所へ・・・と思ってお勘定を急いでもらっているときにバスがちょうど出て行ってしまったので、次の場所へは歩いて向かうことにした。
その代わり、バス移動では行く予定に入れていなかった月読神社に参拝することができた。
山城国の違う場所で創建して、平安時代前期に渡来系氏族の支持を得てこの地に移されたという。
今は松尾大社の摂社の扱い。
その松尾大社は月読神社から歩いて数分のところ。
鳥居に何かがぶら下がっている。
背後にある山自体が神聖なる山となっていて、701年に渡来系の秦氏の総鎮守として創建したのが始まりという。大和朝廷の時代から渡来系として日本の政治に大きな影響を与えてきた秦氏ということで、長岡京や平安京遷都も秦氏の影響があったのではとも言われている。
そんな氏族の総鎮守ということで、社殿も立派である。
神聖なる山の崖下には境内社がたくさん置かれている。
月読神社と松尾大社の御朱印。
神社の庭園などにも入ってみたかったが、七五三で結構混んでいて時間を取られそうだったので、今回は入らないことにした。
鳥居に吊るされているのは、何だったのだろうか。
松尾橋の前にある一の鳥居から。
大社を名乗るだけあって、立派な鳥居である。
この後、バスで嵐山を経由して二条城へ。
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