2020.07.25 北海道車旅3日目(1) タウシュベツ橋梁早朝ツアー [国内旅行]
旅3日目は朝5時起床。
仕事のある日は毎朝5時に起床しているので苦にはならないが、旅の途中の日でこの時間に起床するのはなかなかない。
朝5時過ぎの上士幌町ぬかびら源泉郷。
日の出は朝4時ということで、この時間は普通に明るい。
ただ、車通りは全然ない。
5時20分、ぬかびら源泉郷にあるホールへ。
ここがこれから参加するツアーの集合場所で、5時半スタートのタウシュベツ橋早朝ツアーに参加する。料金3700円のところ、上士幌町から補助金が出ていて1000円割引となった。
8人の参加で、2台の車に分かれてタウシュベツ橋を目指す。
この時間なのですれ違う車は全然いないまま林道のゲートに到着した。
ここから先は、営林署の許可を得て鍵を持っている人しか入ることができない。
この時間、札幌ナンバーの車がゲート前に1台止まっていて、ここからタウシュベツ橋まで歩いている人がいるようである。ゲートから橋まで4kmほどあるとのこと。
タウシュベツ橋の数百メートル手前まで車で行くことができる。
車を降りてからは歩きになるが、ここはダム湖である糠平湖ができる前に国鉄士幌線の線路が敷かれていたところである。
ダム湖に流れてきた流木がここまで来ていて、毎年歩ける道が異なるとのこと。
森の中の線路跡を抜けると目の前にダム湖の糠平湖。
流木もそのまま。
実は今回で3度目のタウシュベツ橋。前回は2019年5月で、橋の下に全く水がない時だった。
橋脚の下の方が濡れているということは、水の量が減っているということになる。
この時期は本来増える方向にあって、2018年は7月にこの橋が完全水没している。
ここまでくると、ダムの水はなくて、タウシュベツ川を渡ることができる。
ツアーの受付時に長靴に履き替えるので、靴が濡れる心配はない。
こう見ると、真ん中より右側が崩れ出している。
ダム湖に沈んでいる時期がある影響で、何年も前から崩れてしまうのは時間の問題と言われ続けているが、今回もなんとかとどまっている。
タウシュベツ橋がかかるところに流れ込んでいるタウシュベツ川。
上流はこんな感じ。
水たまりができていて、ちょうど風が吹いてなかったので、このような写真を撮ることができた。
この数分後から、風が吹き出して、全然映らなくなった。
橋の真ん中あたりの崩落が酷いのがわかる。
別の角度から水たまりを撮影。
2018年の7月は橋が水没したことを考えると、今年2020年は水が全然ない。
テレワークなどで例年以上に電力需要があるのだろうかとガイドさんが話をしていた。
糠平湖のダムは、水力発電用のダムである。
木の切り株が残っているのが、ここは元々森林だったことがうかがえる。
ここを列車が走っていたのは1939年(昭和14年)から1955年(昭和30年)頃まで。
ダム湖の完成とともにダム湖の対岸に線路が移された。
やはり崩落が進んでいる。
ネットに様々な画像が出ていると思うので、比べて見るといい。
約45分ほどの自由見学時間を終えて、車が止まっている場所に戻る。
流木を撤去したりとかはせず、自然に任せるとのこと。
ゲートまで車で戻る途中、野生のシカの集団に遭遇。5匹ほどはいただろうか。
写真には収めていない。
2時間弱のツアーを終えて温泉街に戻ったら、広場に野生のシカ。
前回も戻ったところに大きなシカを数頭見た。
ぬかびら源泉郷ではこれが普通の景色のようである。
ツアーを終えて宿に戻ってから朝食。
8時半過ぎに宿を出発して、最後に誰でも見ることができるタウシュベツ展望台へ。
ここはダム湖ができた後の国鉄士幌線の跡。去年はここでシカを数頭見たと記憶する。
展望台からのタウシュベツ橋を確認して、糠平の街を後にした。
橋の崩落間近と言われて数年経過しているが、今度沈んでまた姿を現した時にどのような状態になっているか楽しみである。
この後、然別湖、新得、狩勝峠を経由して富良野に入ります。
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