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2020.08.12 山口旅1日目(3) 湯田温泉からのチャリ旅 中編 [国内旅行]

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昼過ぎに山口市内の洞春寺を参拝した直後から雨が降り出して、ついには土砂降りと雷。


1時間近く洞春寺の山門で雨宿りをして、やめが止むのを待った。


その間、ずっと土砂降りが続き、時折雷が近くに落ちてその度にゴロゴロとなる状態。山のそばだったので、正直怖かった。

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洞春寺の山門から瑠璃光寺の入口まで200m程度だが、その間の移動も大変なぐらい大雨が降った。

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そして、一気に青空が出てきた状態で瑠璃光寺五重塔を撮ることができた。

1442年頃に大内盛見が兄の義弘の菩提を弔うために建てられた塔。

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庭園に雪舟像。

元々は京都のお坊さんで、大内氏の遣明船で中国に渡って学び、帰国後は山口を拠点に活動していたという。この後、雪舟庭と呼ばれる庭園にも行くので、それは次のページで。

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そして、瑠璃光寺の本堂へ。

瑠璃光寺は大内氏の家臣だった陶氏の菩提寺。郊外の仁保にお寺があったが、元々ここにあった香積寺が江戸時代に萩に移転したので、その跡地に移ってきたという。

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大内弘世の像と瑠璃光寺。

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瑠璃光寺の御朱印。

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瑠璃光寺からゆるやかな坂道を下ったところに八坂神社の大きな鳥居。

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大内弘世が京都の八坂神社から勧請したものとされる。

社殿は大内氏が山口大神宮に1519年に建てたもので、1868年に毛利氏によってこの地に移築したもの。これだけ歴史がある建物なので、国の重要文化財に指定されている。

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扁額が歴史を感じさせる。

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八坂神社に隣接して築山神社。

こちらの社殿が崩れそうで痛々しい。

八坂神社とともにここは、大内教弘が築いた築山館の跡とされている。

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境内のはずれに洋風の建物。

写真館のようだが、今も使われているのだろうか。

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そして、築山館とは別の場所に大内氏の館の跡がある。

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当時の大内氏の館跡だったところに、毛利隆元が大内氏の菩提を弔うために龍福寺を建て、現在に至っている。

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龍福寺の裏手は発掘調査の結果、庭園の跡などが見つかっている。

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大内氏館や築山館から北の方角に向かうとあるのが今八幡宮。

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大内氏が山口に入る前から存在している神社と言われている。

1503年に朝倉八幡宮を合祀した際に社殿を移築したそうである。

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今八幡宮の社務所で、他に築山館にある神社と木戸神社の御朱印もいただけた。

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今八幡宮の裏手にひっそりと存在する野田神社。

最後の長州藩主だった毛利敬親とその養子元徳を祀っている。

どちらも幕末から明治維新にかけて藩士の活躍を後押しした人物である。

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野田神社の右隣にあるのが豊栄神社。

こちらは毛利元就を祀っている。

萩城内にあった毛利元就を祀っていた社を山口に藩庁が移った際に移したのが始まり。

元就に「豊栄」の称号が朝廷から与えられたのは明治維新になったから。

戦国時代に中国地方を平定した毛利氏が、関ヶ原の合戦で山口に追いやられて「負け組」になったものの、明治維新で「勝ち組」に。以後、今に至るまでに山口県から総理大臣の輩出が日本で一番多いのにも影響を与えているのかもしれない。

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この2つの神社の御朱印は後で伺った古熊神社でいただいた。

 

この後、雪舟庭などまで行き、湯田温泉で1日を締めくくります。


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