2022.03.27 春の山陽旅2日目(1) 錦川鉄道・錦川清流線の旅 岩国→錦町 [国内旅行]
母親を連れて岩国に来たのだが、ここからは単独行動の話。
朝8時過ぎの岩国駅からスタートする。
駅前は整備されて随分きれいになった。
駅構内に様々な車両が見られるが、今回乗車するのは一番右の車両。
錦川鉄道になる前の岩日線の時代から0番線が使われている。
岩国8時28分発の錦町行きは2両編成。
緑色の塗装の車両に乗った。
車内はこんな感じで、車窓を楽しめるよう配慮された座席配置である。
岩国から西岩国までは岩国の市街地を進む。
西岩国はかつては、ここが岩国駅だった時代があり、駅舎は当時のまま使われている。
西岩国で徳山からの岩徳線の車両と行き違い。
西岩国から川西までの車窓は市街地から郊外の景色に変わるところ。
ここで錦川を渡り、遠くに岩国城の模擬天守を見ることになるが、車窓からは錦帯橋は見えない。
川西を出発してトンネルをくぐったところにJRの岩徳線と錦川清流線との分岐があり、次の停車駅は清流新岩国。
山陽新幹線の新岩国駅が少し歩いたところにあるが、国鉄の岩日線の頃は「御庄」(みしょう)という駅で最初から接続する感じが全くない駅。山陽新幹線が開業した頃には既に岩日線は山陰まで繋がるのを諦めていたのだろうか。
新岩国駅から岩国の市街へはバスの方が錦帯橋も経由して便利だし。
清流新岩国から守内かさ神までと、守内かさ神から南河内までの車窓を動画でどうぞ。
この辺りから家があまり見られない自然豊かな景色になる。
また、錦川が守内かさ神を過ぎてからだいぶ鉄道側に寄ってきた感じがある。
南河内から行波(ゆかば)までの車窓。
北河内で岩国行きと行き違い。
北河内から椋野(むくの)の車窓。
清流の滝。進行方向左側に見られ、ここで徐行運転。
椋野(むくの)駅前。
錦川沿いに鉄道は進むが、川の対岸を国道が通っていて、どの駅にも駅前から国道に向かって橋が架かっている。
南桑(なぐわ)駅前。
南桑と根笠の間にある清流みはらし駅。
観光列車はここに停車してホームに出ることができるが、ホームから外に出る道がない。
また、一般の列車はここを徐行するのみ。
根笠と河山の間の錦川に沈下橋が架かっている。
河山で岩国を出てから1時間の場所にあたる。
岩日線が最初に開業したのはここ河山まで。のちにこれから向かう錦町まで繋がった。
行き違い線路の跡が残っているのはそのためだろうか。
河山から柳瀬までの車窓を動画でどうぞ。
錦川清流線の最後の区間・柳瀬から錦町の車窓を動画で。
出発してからすぐにトンネルをくぐり、抜けたところで錦川の橋を渡ると終点の錦町。
時刻表上で岩国から1時間10分ほどで到着。
錦川清流線の車両基地が錦町の駅構内にある。
どの車両も沿線の特徴を色で表していていい感じ。
建物の中ではJR烏山線を走っていた車両が留置していて、故障からの復帰を待っている。
この先の山口線の日原までつながる線路を国鉄時代に工事していて大部分が完成していたものの、延伸開業することなく終わってしまった。この先に線路は存在しない。
錦町駅は駅員さんがいる駅舎。
かつてはここから島根県の六日市や日原方面にJRのバスが出ていたが、それすらも存在しない。車でしか移動できなくなってしまった。
この後、岩日線の未開業区間を利用したトラムでさらにその先を目指す旅。
続きは次のページで。
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