ホリエモン逮捕記念

　ホリエモン逮捕万歳。
　法を犯した者は必ず逮捕されるのだ。
　こうはなってしまったものの、私はホリエモンを全否定するつもりは無い(過去の日記の中で、かなり批判をさせていただいたが)。プロ野球の新規参入問題、若年層の政治参加、M&Aなどについて一石を投じたのは間違いない。それぞれの手法について評価をするつもりは一切無いが、私と年の差が2つしかない若いこの人の頑張りだけは評価したい。
　けどだ。法律に違反することと、彼の活躍ぶりは別の次元で評価しなければならない。警察に捕まるような悪いことをしてはならないというのは当然のこと。さらに、企業不祥事があちこちでクローズアップされる昨今、コンプライアンス(法令遵守)が強く求められる風潮にあり、世間の目はシビアなのだ。
　個人的な話だが、昨年夏に通常業務を外れてから簿記学校の合間を見つけて色々な講演会などを聞きに行くようになったが、「コンプライアンス」に関するシンポジウムも何度か聞きに行ってる。最終的には職場内のコンプライアンス意識の欠如が企業不祥事を招き、消費者や関係者に多大な迷惑をかけるという流れになっているのだ。三菱自動車にしろ、雪印だってそうである。

　出しゃばってるからとか、調子に乗りすぎたからだとかという論理の通らない理由で捕まるのは問題だが、今回の逮捕劇は、株主に対するウソにウソを重ねた報告をしたという重大な罪を犯していることによるものなのだ。当事者はこのようになってしまった点を重く反省し、コンプライアンスに則って改めて頂点を目指して出直して欲しいと思う。

　それよりだ。耐震偽装マンション・ホテル建築に絡んだオッサン達を早く捕まえろよ!!!　住民の危険を放置するな!!!　と言いたい。