2019.04.30 元号跨ぎ欧州旅4日目(3) マルセイユからニースまでの鉄道旅 [海外旅行]
マルセイユの街を一通り歩き回って、サンシャルル駅に向かう直前に長い階段。
階段を登りきって振り返ると、マルセイユの街を一望できる。
駅舎は古くからのものと、その左側に真新しい造りとが並んでいる。
時刻表の行き先を見ると、益々旅している気分になる。
ブリュッセルとか、パリ・リヨン、ボルドーといった遠くからの列車も存在する。
私がこれから乗るのは16時56分発のTERでニース行きだが、この時点では発車番線が表示されていない。
マルセイユ・サンシャルル駅に止まっていた電車。その中には高速車両のTGVも。
出発の15分ほど前にやっと出発番線が表示されて、一気に人が流れる。
プロヴァンス・アルプ・コートダズール
列車が走る一帯の地域名である。
先頭は機関車。ヨーロッパにありがちな機関車が片方に連結されているタイプである。
一時期、韓国でこれと同じ形の機関車を見たことがあるが、今はどうなんだろうか。
列車は定刻の17時前にゆっくりと出発。
進行方向右側に席を取った。こちらが地中海側になるので、海の景色を期待して座った。
TERはTGVと違って全席自由席。空いていれば好きな席に座れるのがいい。
マルセイユの住宅地を抜けると、農地や森林の中を駆け抜ける。
30分ほどで地中海が見える景色に入る。これを楽しみにしていたのだ。
40分強乗って最初の停車駅トゥーロン(Toulon)に到着。
そこそこ大きな街のようで、乗降客もそれなりに。
トゥーロンからサンラファエル(St-Raphaël)までは内陸を進む。
途中、所々葡萄畑が見られるところがいかにもフランスらしい。
途中の停車駅はレザルク・ドラギニャン(Les Arcs - Draguignan)。
サンラファエルからカンヌの中心街に走るまでは海沿いを走り続ける。
カンヌ・ラボッカ(Cannes La Bocca)に到着。
映画祭で有名なカンヌの市内に入った。
カンヌの砂浜が車窓からも見える。
カンヌ駅はトンネルの中にある。ここの時点でマルセイユを出発して2時間以上経過。
映画祭で世界的にも有名な街は、次の日に1時間ほど歩いて回ったので、詳しくは何ページか後で。
カンヌ駅を出発してトンネルを抜けると、再び地中海沿いを進む。
カンヌから20分ほど乗って、終点のニース・ヴィル(Nice Ville)駅に19時半過ぎに到着した。
乗車時間2時間40分ほど。海の景色も山の景色も良く、オススメの区間だった。
ヨーロッパの鉄道って、ホームに出入り自由という印象があったが、最近は改札を設けているところが多いようである。ニースのこの駅もそうだった。
この後、駅前のホテルに荷物を預けて、日没後のニースの街を歩きます。
コメント 0