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フランスの暴動 [地元ネタ]

 いつもより遅い時間に起きたので、電車で出勤。
 途中、駅のホームの端でカメラのシャッターを構える人を何人か見た。本八幡に1人。ま、このような光景で1人ぐらいだったら珍しくも何ともない。
 ところが、市川の総武快速線のホームには三脚を立てて待っている人10人以上。これ、どういうこと? と、各駅停車の車内で見ていると、特急用車両が回送でやってきて、そのあとすぐに銚子行きの特急「しおさい」が通り過ぎて行った。
 そう言えば、来月10日のJRダイヤ改正で千葉県内を走る古くからある特急(しおさい、あやめ)の車両が引退し、新しい車両と入れ替わるのだそうだ。臨時列車としてわずかに残る以外は、通常営業の車両は今が「撮り納め」なのだそうだ。

 さて、フランスの大暴動はおさまるところを知らない。ある事件と閣僚の発言が、黒人移民を暴動を誘発しているのだろうか。
 今、「移民を受け入れている国」であるフランスだが、もともとフランス人の国に第二次大戦後からの政策で、植民地だったところからの移民を受け入れている。一方で、「移民で主に形成されている国」はカナダとアメリカ。北米にはもともと原住民がいて、そこにイギリス・フランスを中心としたヨーロッパの冒険家や移民が4-500年前から住み始め、さらに大陸横断鉄道などの工事に中国人が動員され、イギリスの植民地ということで、イギリス系の国や地域からの移民(インド、香港など)も多く受け入れ、今でも北米は多くの移民を受け入れている。カナダでは、移民のコミュニティや文化・習慣を互いに認めるところがあり、頭にターバンを巻いたままファーストフード店で働いている人もいれば、イスラムの女性はチャドルをかぶったまま仕事をしている人だっている。チャイナタウンやリトルイタリーはどの大都市にだってある。そこがカナダのすばらしいところである。
 一方でフランスはどうだろうか。コミュニティを認めない、フランスらしくない文化は認めない、外来語を嫌う、そして基本は移民をフランス人と同化する政策。カナダのケベック州でも他州の文化を野蛮だと批判するフランス系市民もいる通り、フランス系の文化って、そんなものかと疑ってしまう。何とも残念な背景が、今回の大暴動につながったのではないだろうか。
 今回の暴動で私が今年2月に訪問したトゥールーズも被害を受けている。運行中のバスが放火され、足の不自由な人が逃げ遅れて重傷を負った。その翌日はバスの運転手が「怖くて運転できない」と運休の措置をとったとテレビが報じていた。
 何とも残念な出来事。この件については今後も注視していきたい。

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