2016.04.29 四国旅1日目(1) 鳴門(徳島県) [国内旅行]
今年のゴールデンウィーク(以下GW)は、前半2泊3日の四国と、後半3泊4日の台湾に分けることとした。前半と後半の合間に仕事が1日入るのと、平日夜に練習している吹奏楽の本番があるため、それらがなければ今年もヨーロッパに行ってたのだが・・・
四国も元々は、今年の夏休みを予定していたが、高知でよさこい祭りとぶつかって宿が取れない可能性があって、日数を短縮した上でGW前半に行くことにした。
最初の目的地を徳島と決めた。
一時期、全日空が撤退していた羽田~徳島線が知らない間に復活していて、ここからスタートすると効率的にまわれると判断。
羽田8:55発の便は、GW初日ということもあり、満席で出発。
沖合の滑走路から離陸して、旋回して西の方向へ。
富士山周辺は雲に覆われて、先っぽだけが見えてる状態だった。
知多半島の向こうにセントレア(中部国際空港)が小さく見える。
紀伊半島に入ってから再び雲で地上が見えなくなり、着陸前に雲の下に降りる。
右手に淡路島、遠くに大鳴門橋、そして徳島空港に着陸。
徳島空港から徳島駅にバスで移動し、徳島駅で大きな荷物を預けて身軽になる。
それにしても、徳島駅は街の規模の割に駅ビルが豪華。
徳島からは鉄道の旅。
11:10発の板野行きは1両ワンマン列車。板東で下車した。
途中、アンパンマンの特急とのすれ違いがあったりして、徳島から30分以上かかった。
板東駅からの道は古い町並み。
大麻比古神社と霊山寺の案内に従って進む。
正面に山門が見えてきた。
四国八十八ヶ所霊場の第一番目にあたる霊山寺に到着した。
お寺の境内。霊場の一番目というだけしっかりしている。
奈良時代に行基によって創建され、戦乱で焼失などを経て現在に至っている。
本堂内部に、納経所を兼ねた売店があって、四国八十八ヶ所巡礼用の納経帖のみならず、普通の御朱印帳(オリジナルではない)も販売されている他、お遍路用の白衣や杖などのお遍路用品も揃っている。
今回は巡礼目的ではないので、普通の御朱印帳を購入した。
こちらが霊山寺の御朱印。購入した時点ですでに記入がされた状態だった。
日付入らないんだね。
霊山寺から北に延びる道があり、直進すると大きな鳥居がある。
ここから先は阿波国一宮・大麻比古神社に入る。
それにしても長い参道。神社に到着するまでにバス停2つはあっただろうか。
平安時代には既に存在していた神社のようで、現在の社殿などは昭和に入って建て替えられたもの。
サッカーJ2の徳島ヴォルティスの祈願神社でもある。
優勝してJ1に戻ってきてほしいものである。
本殿奥に進むと、石造りの橋がある。
第一次世界大戦でドイツ人の捕虜をこの近くに収容していたことがあり、当時の対応に敬意を表して周辺に何ヶ所か同じような橋が造られたという。
大麻比古神社から歩いたところに洋風建築。
ドイツ人捕虜をかつて収容していた過去を紹介する資料館で、年末にベートーベンの第九が演奏される習慣もここから始まっている。
左の細長い建物は、今は道の駅の建物。かつてはドイツ人捕虜収容所の兵舎として使われ、のちに農家の牛舎として使われたという過去がある。
ドイツ館の前から鳴門駅に向かうバスがちょうど出ていて、向かった先は池谷駅近くの阿波神社。
鎌倉時代の承久の乱で土佐に移り、そしてこの地に移って亡くなった土御門上皇を祀っている。
天皇として在位したこともある上皇の陵墓を兼ねているということもあってか、静寂に囲まれた中に存在する神社である。
今回の神社用の御朱印は、大麻比古神社で購入し、鳴門市内ではこの2つの神社で御朱印を書いていただいた。
阿波神社の最寄の駅は池谷(いけのたに)。
神社から徳島駅へはバスは走っていないので、JRで戻ることにした。
池谷駅は高松と徳島を結ぶ特急が停車する駅。
そして、徳島からの線路が高松方面(左)と鳴門方面(右)に分かれる交通の要所。
線路の分かれ目に駅舎があるなんて、千葉駅や大網駅と構造が似ている。
そんな交通の要所なのに、駅周辺はお店が全くない上に、駅構内も売店も切符の窓口も存在しない。せめて券売機だけでも置いてほしい。
駅で30分待って、やっと来たのは2両編成の特急だった。
次の普通列車はさらに30分後ということで、待ちきれないので1区間10分ほどだけ乗って徳島駅に戻った。
このあと、徳島城と眉山周辺を歩いて回ります。
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