2016.09.16 道北旅1日目 LCCってなぁ…って思う

　1年前のシルバーウィークに続き、今年もこの時期に北海道に行くことにした。

　留萌線の末端区間が年明けに廃止されるということで、今の内に乗っておこうというのが今回の旅の目的である。

　廃線区間らしく、列車の接続があまり良くなく、2泊3日で行くのが難しく、今回は前日のうちに北海道に入るというプランで組んだ。職場が羽田空港よりも成田空港の方が断然近いということもあり、今回は成田から出発、それも普段利用している全日空往復ではなく、バニラエアでの往復を選んだ。こちらの方が、株主優待割引よりも安く行ける。

 

　そして出発当日。予定通りに仕事を終了して、成田空港へ。事前に外部の駐車場を予約していて、そこに車を止めて、空港まで第2ターミナルまで送ってもらう。

　今回はLCCということで、出発は第3ターミナルから。一般の車が第2ターミナルまでしか入れないことから、600mほど歩かされる。これがキャリーバッグを持っての移動だと、かなりの距離に感じてしまう。

　第3ターミナルで搭乗券を受け取り、出発まで余裕があったので、フードコートで夕食をとる。その最中にアナウンスが入り、不安になる。使用する機材の到着が遅れているというのだ。この時点では出発が20分遅れるとのことだった。

22:40の出発に合わせて保安検査場をくぐり、搭乗口に向かうと、ちょうど乗る予定の便が到着したところだった。よって、さらに出発が遅れる。20:40が機内に案内できそうな時間だと。ますます新千歳からの足が心配になってきた。それも、足がなくなっても航空会社は保証しないとのことなので、気になってしょうがない。新千歳空港からのJRの札幌方面の最終は22:53なので、22時半には新千歳空港に到着してほしいが、そのためには、21時前には離陸してなければならない。

 

　20:40少し前にやっと搭乗ゲートが開き、乗ることができた。そして、飛行機が動き出したのは21時過ぎ。到着が心配でしょうがなかった。移動中の機内ではそれがずっと心配。最終に間に合わなかったら、どうしようか?　タクシーで札幌に行くか?　千歳でホテルを探すか?　何時に到着するんだろうか???　こんな不安な飛行機の旅は初めてである。

 

　新千歳空港に到着してゲートが開いたのが22:40少し前だった。最終電車出発まであと13分である。とにかく早足。私以外にも急いでいるのが何人もいる。

バゲージクレームを通過する時、ちょうど羽田からの全日空も遅れて到着していたようで、かなりの人であふれていた。その出口に置かれていたホワイトボードを見て、不安がここで一旦完全に払拭された。最終電車の後に臨時電車が出ると。正直嬉しかった。

 

　JRの新千歳空港の改札口に到着したのが22:55頃。本来なら既に定期の最終電車が出発した後のはずなのだが、ホームは多くの人で溢れている状態。何故?　と思いながらずっと待っていたら、電車が入ってきて、座れないと思っていた電車に座ることができた。折り返しの電車が新千歳空港に向かう途中で急病人が出て対応に当たったために遅れたとのこと。最終電車の出発予定から14分遅れで新千歳空港を出発した。

 

　札幌に到着したのは23:45頃のこと。飛行機が40分以上遅れたのはひどかったが、本来乗れなかったはずの定期の最終電車に乗れたのは本当に不幸中の幸いだった。

 

　日付をまたぐ前にホテルにチェックイン。旅の1日目はあっという間に終了したが、あまりいい気分のしない移動だった。今後もこんな思いはしたくないものである。

　2日目は旅の本来の目的を果たしてきます。