2018.09.16 阪急線の御朱印旅(2) 茨木市・総持寺・高槻市

服部天神から阪急電車に乗って、十三(じゅうそう)で乗り換えて高槻市で下車。

高槻と言えば、今年6月の地震で被害の大きかった地域の一つである。

高槻市駅から野見神社までの途中にある教会は、屋根が半分ブルーシートで覆われた状態だった。

野見神社は高槻城趾に置かれた神社。

歴代の高槻城主の崇敬を受けたが、キリシタン大名の高山右近の時代に神殿が破壊されて社領没収という時期があったが、松平氏が城主になってから復興した経緯がある。

境内に江戸時代の最も長い期間代々城主を務めた永井氏の名前をとった永井神社も置かれている。

ここも地震と台風の被害を受けたままのようである。

野見神社近くのしろあと歴史館で、続100名城に認定されている芥川山城のスタンプを押す。

案内員に「6月の地震と先日の台風の影響で、お城には入ることができません。私有地なので、復旧の予定も未定となっております」とのこと。残念だが、芥川山城については、この資料館で見て終了とした。

阪急とJRの高槻駅を通り越すと、目の前に大きな鳥居。

更に進むと、上宮天満宮への入口。

長い上り坂になるからか、遥拝所が置かれている。

暑い日だったので、上るのが大変だった。

車でも上がることができる。

社殿は珍しい竹づくり。以前の社殿は豊臣秀吉によって建てられたものだったが、1993年に賽銭泥棒目的の放火で焼失という悲しい出来事で再建に至っている。

社殿周辺は森や梅園だったようだが、先日の台風で多くの木が倒れてしまったようである。

高槻駅前の西武百貨店の前に本山寺の門柱。

何故こんなところにあるのだろうか。

お寺は高槻の山奥にあるらしいので、機会があれば行って見たいのだが。

高槻からJRで1駅大阪寄りのJR総持寺で下車。

歩いて10分弱の総持寺へ。

山門の扁額を見ると曲がって見えるのだが、地震の影響を受けたままにしているのだろうか。

西国三十三所の第22番札所に指定されている真言宗のお寺である。

平安時代前期の創建。

地震の影響なのか、先日の台風の影響なのか、屋根瓦が崩れたままになっている他、本堂の壁にもトタン板が張られたままになっている。

こちらのお堂に至っては、正面にトタン板が張られて中が全く見えない状態。

早い復興を願うばかりである。

総持寺の近くにある春日神社へ。

ここも屋根にブルーシートがかけられたままだった。

御朱印は毎月第一日曜日のみ対応ということで、今回はいただけなかった。

総持寺から阪急茨木市まで移動。

どの街にもアーケード街が見られる。ここから茨木神社を目指す。

アーケード街を抜けると茨木神社の東側の入口。

平安時代初期に天石門別神社として創建され、坂上田村麻呂が創建に絡んでいるという説があるが、定かではない。

茨木城築城の際に現在地に移され、天石門別神社は奥宮として残っている。

他にも境内社が本殿裏手に多く置かれている。

茨木神社の正面入口。

鳥居の扁額には「茨木神社」と「天石門別神社」の2つが書かれている。

今回、高槻と茨木でいただいた御朱印。

 

この後、大阪に戻り最後は大阪城で締めくくります。