2018.09.23 羽越旅2日目(1) 出羽国一宮から三宮まで [国内旅行]
旅2日目は酒田から。前日の雨がすっかり上がって天気の良い朝を迎えた。
ただ、遠くの鳥海山は中腹から上に雲を被ったままだった。
酒田のホテルを8時過ぎにチェックアウトし、秋田県との境に近くを目指す。
最初に向かった先は遊佐町の鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮。
ここも山岳修行の場で、お寺と一体になっている。
旧社格は国幣中社。出羽国一宮の一つである。
欽明天皇の時代に創建ということで、聖徳太子が活躍した時代よりも前から存在することになる。平安時代には延喜式に載り、源義家が戦勝祈願をした記録もあるという。
神社に隣接して、龍頭寺というお寺がある。
平安時代初期の開創である。
正面の木造に歴史の古さを感じさせる。
左手の観音堂を参拝して、御朱印は書置きの紙でいただいた。普段は書いていただけるようだが、お彼岸で住職がお忙しいようで。
鳥海山を右手に見ながらもう一つの大物忌神社を目指して更に北上する。
吹浦(ふくら)にある大物忌神社吹浦口ノ宮に参拝した。
階段手前と階段を上がった後の2ヶ所拝殿があるほか、上がった後の拝殿の背後には2つの本殿。これは、大物忌神社のものと、月山(つきやま)神社の2つ存在するためである。
御朱印は、大物忌神社の蕨岡口ノ宮と吹浦口ノ宮の2ヶ所まとめていただいた。
鳥海山を左手に見ながら南下する。
なかなか雲が取れない。
酒田市に入り、一条八幡神社に参拝した。
平安時代前期の創建の歴史を感じさせる神社だったが、祭事の最中だったようで、御朱印はいただくことができなかった。
神社の池だったと思われるところ。水がなくなって、何とも寂しい。
一条八幡神社から西に進んだところ。
城輪柵は出羽国府だったという説が有力。
近くには城輪神社。
神社には二宮の扁額。
ここは出羽国二宮だったようだが、地域住民が管理しているようで、寂れた感じが強い。
せっかく二宮という位置付けなのに勿体ない。御朱印をいただける状態ではなかった。
次に向かった先は小物忌神社。
ここも荒れた感じの強い神社。これでも出羽国三宮という位置付けだったそうである。
戦乱で何度も消失し、江戸時代に藩主酒井氏によって再建されている。
御朱印の案内が社殿に貼られていたので、電話をして宮司さんの呉服店に伺って、御朱印を書いていただいた。
小物忌神社の宮司宅近くには飛鳥神社がある。
奈良時代からの歴史があり、奈良の飛鳥神社から勧請された神社である。
地名の飛鳥もこの神社が由来である。
飛鳥神社から道を挟んでお堂がある。
堂内には左右に仁王像が置かれていた。
飛鳥神社の歴史と大いに関係するようである。
今回いただいた神社の御朱印。
大物忌神社は2ヶ所分を2ページ両開きで書いていただいた。
龍頭寺は書置きの紙でいただいた。日付は入っていない。
この後、酒田市内中心に入ります。
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