2018.09.24 羽越旅3日目(1) 瀬波温泉、岩船町、関川村 [国内旅行]
今回の羽越旅2泊目は瀬波温泉を選んだ。
朝6時半過ぎの窓からの眺めは、曇り空ではあったものの、本当に良かった。
日本海の右奥には粟島が見え、波も穏やかで、部屋のテレビの音を消して済ましていると、かすかに波音が聞こえて心地が良い。
このホテルの大浴場も露天風呂も含めて日本海側に向いてて、日本海を眺めながらのひとっ風呂も格別だ。
ホテルの外には足湯も置かれている。
朝食後にチェックアウトの時間までここで過ごした。
海岸沿いには他にもホテルが何件も続いている。
9時にホテルをチェックアウト。
車で最初に向かうのは岩船町の石船神社。
その途中に瀬波温泉の中心街を通ったが、ここで温泉まんじゅうのお店を発見。
職場と家へのお土産に2箱買ったら、バラ2個サービスしてくれた。これは移動中にいただいた。
石船神社の鳥居前に車を置く。
周辺は静かな港町のようである。
車を止めたところに、鳥居が2つあって、1つは戦没者を慰霊する招魂碑と、松尾芭蕉の句碑が置かれている。松尾芭蕉は「奥の細道」で村上に2泊したらしいが、この句碑は村上や岩船町を詠ったものではなく上越の直江津で詠ったもので、「奥の細道」でもここでは俳句を残していないという。
もう一方の赤い鳥居から丘の上の社殿を目指す。
松並木の参道を進む。
歴史を感じさせる社殿。
拝殿へは引き戸を開けて中に入らなければならないというところが、豪雪地帯らしい造り。
平安時代に京都の貴船神社を勧請して社殿が初めて建てられたそうである。
神輿の置場が神社の境内にある。
岩船町は静かな町だが、祭りの時は盛り上がるのだろうか。
参道とは別のルートを下ると社務所兼宮司さんの御宅があり、ここで御朱印をいただいた。
石船神社の御朱印。
正しくは「石」という字に点が1つ入る。
岩船町から関川村に向かう途中で踏切に引っかかった。
新潟でも普通電車は最近新しくなった。
石船神社から車を20分程走らせて、関川村の光兎(こうさぎ)神社に到着した。
境内には兎が置かれている。
ウサギに金箔を貼ってご利益を願うというもの。
この日、中秋の名月の日ということで、午後からのイベントの準備が行われている最中だった。
そのため、御朱印も「十五夜祭」と特別に書かれた形。
この日の参拝は偶然だったが、ありがたいものをいただいた思いである。
光兎神社は平安時代に慈覚大師(僧円仁)によって光兎山を修験道の山として開いたのが始まりで、明治維新の神仏分離令で神社として残る道を選んだという。神社の外にある石碑はその名残だろうか。
この後、村上市内に戻り城址と城下町を歩きます。
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