2019.05.26 真夏の十勝旅2日目(1) 2度目のタウシュベツ橋梁ツアー参加 [国内旅行]
5月26日は上士幌の奥地のぬかびら源泉郷で朝を迎えた。
天気予報を見ると、帯広の予想最高気温は36度。5月だというのにこんなに上がる予想とは。涼みに来たつもりが、予想に反している。
チェックアウト後に外に出て見たら、何だか生暖かい風が吹いていて、変な感じだった。
宿近くのホールが今回のタウシュベツ川橋梁ツアーの集合場所。
15分前に行ったら既に多くの人が集まっていて、まずは参加費用の支払い。
今回は気温がかなり高くなることが予想されて、ここで水を100円で購入。
前回の2017年10月は車2台に分乗で、今回は3台に増えていた。それだけツアーの人気度が高いということだろうか。
前回同様、助手席に座ることができたので、移動中も前面の写真を撮ることができる。
それにしても車の通りが全然ない。
遠くの山にはまだ雪が残っている。
糠平湖の北端に位置する音更川の橋を渡って、車は右折。林道に入る。
途中からは、役所の許可を得て鍵を持っている人しか入れない道に入る。
3台分乗の1台目が鍵と門を開けて、3台目が門と鍵を閉めて更に進む。
途中の道は、しばらく雨が降っていなかったせいか、土ぼこりがかなり立っている。
途中からは歩きでの移動。
ここは士幌線の旧線の跡地で、ダム湖である糠平湖建設のために廃線となったルートを歩いている。
前日見た三の沢橋梁だけは、ダム湖建設して移転後の橋梁で、湖の対岸に位置する。
糠平湖に近づくにつれて、流木が多く残っている。
水が多い時は、ここまで水が来るということなのだろう。
森を抜けるとダム湖である糠平湖なのだが、川の流れが辛うじて残っているだけの何もないところだった。前回はだいぶ水が張っていたのを思うと、正反対である。
そして、今回の目的地である旧タウシュベツ川橋梁。
ダム湖に沈むために廃止になった士幌線の橋梁なのだが、ダムの水がなくなって、橋梁が丸見えである。前回訪問時は、橋の奥側が完全に水没していて、手前側も4分の3が水没した状態だった。
時期によってこんなにも違って見えるのだろうかと思ってしまう。
注目すべきは、真ん中の崩れかかったところ。
基本的に湖に沈んでいるものなので、劣化が激しくて、崩れ落ちてしまうのも時間の問題と何年も前から言われ続けて、今のところまだ崩れ落ちていない。いつになるか分からない次回訪問時は、その部分が欠け落ちてしまうと思われる。
ちなみに、前日見た第三、第五音更側橋梁と1年違いの建設なので、水に浸かってしまうのと浸かっていないのでは見た目にこんなに違いが出てくるものである。
タウシュベツ川橋梁を時計回りに見て回る。
現地では、長靴着用(現地で用意してもらえる)。しばらく雨が降っていないからか、土ぼこりが舞うし、地面は少しふかふかしているし、斜面はかなりもろくて何度か転倒しそうになった。
1937年完成で、1939年開通したものの、ダム湖が1955年に完成してわずか18年で使えなくなってしまい、廃線になってからの方が年月が長く経っている。
こうして、今回は水が全くないタウシュベツ橋梁を見ることができた。季節の変化と共に違う景色である。次回訪問は、また違う季節に訪問したいものだが、崩落が進んでいないことを願いたい。
この後も引き続きツアーで訪問したところです。
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