2019.08.14 岐阜滋賀北陸旅5日目(2) 越前大野 [国内旅行]
朝7時半の越前大野駅から話を始めよう。
こんな朝早くに来て、何をするのかと言われそうなのだが、この時間からでも駅構内で自転車を借りることができて、涼しい朝の街をまわることにした。10時17分の列車の出発までに戻れればいいので、持ち時間は2時間40分である。
まずは、春日神社にお参りして、良縁の樹へ。
杉とケヤキが同じところから出ているという不思議な樹である。
少し走ると、日吉神社もある。
立派な社殿を構えているのだが、御朱印をいただけるという情報は見当たらない。
これは春日神社も同様である。
朝早いこともあり、宮司さんの御宅と思われるところは尋ねなかった。
お寺は寺町通りに集中している。
この通り沿いに9宗派16ヶ寺が集まっている。
こちらも朝早いこともあり、御朱印を尋ねて回ることは今回はしなかった。
市街地は古い街並みが続いている。
こんな街並みを眺めているだけでもいい。
この石灯籠は、城下町を測量する際に基点となった場所である。
水の豊かな街らしい表示。
大野市郷土資料館前に自転車を置かせてもらい、ここから越前大野城まで山登り。
この時点で8時半。越前大野駅からここまでゆっくり1時間かかった。
お城に向かう途中にある神社は柳廻社(やなぎのやしろ)で、幕末の大野藩主・土井利忠を祀っている。
上り坂の途中には土井利忠の像。在位44年間に藩校を建てたり、西洋の医学や砲術を取り入れたり、様々な藩政改革を行なった人物である。
麓に自転車を置いてから20分弱でここまで到達した。
1576年に金森長近によって築かれ、江戸時代中期に火災で焼失したものの再建され、明治維新で取り壊し。今の建物は1968年に建てられた模擬天守である。
開門の9時まで休憩して、天守の中に入った。この日、お盆期間中で入場無料に。何ともラッキーである。
越前大野城からの市街の眺め。
山の向こうは岐阜県である。
市街とは反対側の景色。
ここから見える山々から、雲海の上に浮かぶ越前大野城を見ることができるのだろうか。
越前大野城の御朱印は2種類いただいた。
お城から麓に下りて、再び自転車で移動。
櫓があるところは観光拠点の結ステーション。
最後に参拝したところは市街南部にある篠座(しのくら)神社。
717年創建ということで、奈良時代からの歴史があり、平安時代の延喜式にも名前が出ている。
金森長近が城下町を整えた時に再興され、歴代藩主の保護を受けてきた。
境内には御霊泉も。
篠座神社の御朱印。
こうして越前大野駅を出発してから2時間半で駅に戻って、自転車を返却した。
もう少し遅い時間だったら、お寺も巡れたかもしれないが、今回は後の時間の都合でこのようになってしまった。
越前大野城は雲海に浮かぶ景色が話題になったので、兵庫県の竹田城と同様にそんな様子を一度は見て見たいものである。そんなわけで、どこかでまた行くつもり。
この後、九頭竜線乗りつぶしのために終点九頭竜湖まで乗った話です。
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