2019.11.01 奈良京都旅1日目(4) 長谷寺 [国内旅行]
旅1日目の最後に桜井から向かった先は長谷寺。
最寄駅も長谷寺だが、ここから15分以上歩くことになる。
駅前にいきなり大きな標柱が立っているが、15分歩く間には色々ありそうだ。
駅からの参道は下り坂。
こんなところでネコちゃんを見つけてしまい、にらめっこして時間を潰してしまう(汗)
参道を下ったところは、国道165号線で、大阪と三重県の久居(津と松阪の間)を結ぶ主要道。
交差点名は「初瀬」と書いて「はせ」と読み、お寺の名前と漢字が異なり、この辺りの地名は初瀬である。
さらに言うと、古い資料には「泊瀬」となっているものもある。
国道165号線を過ぎると、参道は緩やかな上り坂になる。
西日を後ろから受けながら古い建物が続く参道を進む。
駅から15分ほど歩いて長谷寺の仁王門に到着。
仁王門をくぐると、屋根付きの階段(登廊)をずっと上る。
5分ほど歩き続けて本堂に到着。
堂内には大きな十一面観音像が置かれていて、今なら別途料金を払えば観音像の目の前まで行くことができるという。堂内は撮影禁止。
あと、本堂自体は国宝に指定されている。
矢田寺同様にここも天武天皇の勅願によって創建し、聖武天皇の時代に十一面観音像が納められて長谷寺信仰が全国に広がったという。鎌倉にある長谷寺も大元はここの長谷寺である。
長谷寺境内に神社が置かれているが、ハチが発生しているようでお参りすることができない。
本堂の舞台から眺めたところ。
お寺以外は山に完全に囲まれたところである。
お地蔵さんだらけ。
この先の日限地蔵尊でも御朱印がいただけるが、16時を過ぎていたので今回はいただくことができなかった。
五重塔は戦後に建てられたもの。
本堂から五重塔を通って坂道を下ってきた。
40分ほどかけて長谷寺の境内を回り、駅の方向へ。
16時半を過ぎていて、歩いている人もまばらである。
長谷寺の参道の途中にある法起院にも参拝した。
奈良時代の創建で、西国三十三箇所霊場巡礼の風習を始めた徳道上人の霊廟がある。
巡礼の8番目となっている長谷寺や、鎌倉の長谷寺を建てたのもこの上人である。
この法起院は巡礼の番外として名前が載っている。
長谷寺と法起院の参拝はワンセットで考えたほうがいい。
長谷寺の御朱印。
法起院でも2種類の御朱印をいただいた。
最後に立ち寄ったのは輿喜天満神社。
648年創建で日本最古の天満宮とされる。
社殿はかなり後に再建されたものかとは思うが、それでも古いからか囲いがされている。
この神社に宮司は常駐しておらず、何かあるときや事前に連絡した時以外はいないようである。
よって、御朱印もいただくことができなかった。
輿喜天満神社の参道途中から長谷寺参道を眺める。
17時を過ぎて、夕暮れの長谷寺参道を駅に向かって歩く。
この時間になると、人通りもほとんどないぐらい寂しくなる。
夕焼けの長谷寺えきから宿泊地の桜井に向かって移動し、旅1日目を締めくくった。
初日にしては順調に巡ることができた。
翌日は見るところがどこも離れたところにあるので、行く場所の電車とバスの時刻表と格闘しながらの1日になりそうだ。続きは次のページで書きます。
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