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世界の中心で、愛を叫ぶ [映画]

 久しぶりの日本映画。ベストセラー小説の映画化ということで、どのような作品なのか見てみることに。
 封ぎられてから2週間がたつと言うのにものすごい観客数。私がこのチケットを買ったのも上映開始1時間前だと言うのに、席が前の端の方しかないとも言われたし。
 結婚目前の女性が、突然瀬戸内の故郷へ旅に出て、婚約相手も彼女を追いかけて故郷に足を運ぶが、そこには高校時代の「思い出」が残されていた・・・という話。これ以上は書けないなぁ。
 確かに泣ける話だ。最後の方になるとまわりからすすり泣きの声も聞こえてくる。そんなエンディングに平井堅の挿入歌が入り、ますます泣けてくる。
★★★★☆。久しぶりにいい映画を見た気がした。

何もしない日2 [映画]

 土日共に会社に行かずに自分の時間を過ごしたのは本当に久しぶりだ。週末でも何かしら仕事が絡んでいるのが当たり前で、最近では、普段通り両日共に仕事と言う日が当たり前だった。

 今日もオフ。午前中は部屋の掃除。ここ最近全然整理が出来ない状態だったので、相当グチャグチャだった。そういったものを整理して、午後は近くのショッピングセンターへ外出。自転車に乗って出かけるのも本当に久しぶりだ。

 ショッピングセンター内にある映画館で、「ディボース・ショウ」を見た。お金持ちのダンナと結婚している女性が主人公で、とある出来事から離婚を決意し裁判を起こす・・・その繰り返しが100分の話の中で3回も起きる。その理由は実際に見てのお楽しみ・・・というものなんだけど、主演のキャサリン・ゼタ・ジョーンズってあのミュージカル映画「シカゴ」の脇役演じた人。あのイメージが強くて、何だかインパクトが弱い。個人的評価は★★★。至って普通の映画だ。

 明日からまた普段通りの毎日が始まる。ある種嫌なものだ。

王の帰還 [映画]

 いつも洋画を見る時に思うんだけど、何で日本で公開されるのって北米よりも軒並み遅いの??? モントリオールから戻ってしばらくはそんな日々が続いたけど、外国に一度出かけるとそういうのがよく分かる。
 そして今日見た映画もそう。年末年始にマレーシア・シンガポールに出かけて、各地の映画館に「ロード・オブ・ザ・リング」が掲げられていて上映中。どこの映画館も盛況だったのを覚えている。

 私の誕生日に封ぎられ、やっと今日見る機会にありつけた。それも今日は地元の映画館が「名称変更記念」で何と\1000で見ることが出来た。座席も事前にネットで予約しておいたので、ぎりぎり(?)の時間に発券して入場した。

 それにしても上映時間3時間半は長過ぎる。でも、このシリーズの最終作ということもあってうまく締めくくったかなという思いがある。過程がどうあれ結果はやっぱりこうなるのか・・・って感じ。
 ★★★★です。5点満点に出来ない理由はとにかく長過ぎ。この映画って、3作しっかり見て初めて良さが分かる作品と言えよう。

ミスティック・リバー [映画]

 仕事が残ってたので出勤したんだけど、社内のサーバーがダウンしてて全然仕事にならない。そんなわけで、夕方の映画を見に行く約束の前に冬用の安くなったコートを買うことにした。
 映画館に併設してあるショッピングセンターで黒のコートで¥5,000まで値が下がったものを見つけ、サイズもちょうどいいので即決。昨日のアウトレットで¥20,000でそこそこいいのがあったんだけど、今日の¥5,000の方がまだいい。

 で、今日見た映画は「ミスティック・リバー」。幼馴染みの3人が数十年後にある事件において被害者の父、事件担当の警察官、容疑者という立場になるストーリー。
 確かに映画にしてもいいぐらいのストーリーではある。けど、迫力に欠ける内容とも言えるので、★★★ということで。

最後の侍 [映画]

 ふと、思い付いた。今日は仕事が終わったら映画を見に行こうかと。
 最初に電話をした人に断られたので、最近都内に引っ越してきた人に会うことにした。
 大学時代の友人で、某都市銀行から福島のスーパーに転職して4年、再度金融業界に天職を果たしたため、東京へもどってきたというのだ。
 そんなわけで、引っ越したばかりの家に行ってみると足の踏み場がないぐらい荷物が置かれていて、長居が出来ない。そんなわけで、別の場所へ電車で移動し、レストランで昔話とバカ話で盛り上がり、食後の喫茶店でまた旅行ネタで盛り上がり、そして見に行った映画は「ラストサムライ」。

 舞台は明治維新。時代の流れが日本の歴史上で最も速く感じられた頃の話である。「お雇い外国人」としてアメリカ人が日本に入国し、富国強兵策のもと、新政府軍の指導にあたっていたが、古くからの慣習を守り続けるサムライとの戦いに負けてサムライの側に引き連れられる。
 この後のストーリーは公開中につき書けないが、日本の古来の習慣や武士道についてをよく描いていると言える。これまでの日本についてを描いたものとは正直格が違う。また、欧米の文化をいち早く取り入れようとする政府首脳陣、日本古来の武士道を貫こうとするサムライ達、そして両者に挟まれて苦悩する(?)若き明治天皇。
 一度は新政府に受け入れられたサムライ側が、新政府側の反発で下野したところ、最後の戦いの年を1877年としているところ、新政府側の主導権を握る人物・・・などなど作り話ではあるものの、明治維新の頃に起こった出来事や人物とけっこうかぶるところがあって見ごたえがある。
 最後の明治天皇の言葉は今の日本の現状についてもメッセージを投げかけているのかもしれない。日本人であれ!と・・・。
 評価は★★★★☆。今まで見た日本をテーマにしたハリウッド映画の中で、最高の出来。ただ、どう見てもニュージーランド等の外国で撮ってますって感じの風景には納得が行かないので、この分だけ減点。以上。

太陽の涙 [映画]

 午前中は、借りていた練習室にて隔週の音楽の練習。
 そして午後は、久しぶりの映画鑑賞。
 直訳すると「太陽の涙」となるんだけど、タイトルは「ティア・オブ・ザ・サン」。アフリカ中部の内戦地帯からアメリカ人女性医師を救出するのに起こったストーリーだったわけだけど、この手の映画って本当にアメリカに多いね。
 確かに出来はいいと思うんだけど、民主主義の根を絶やしてはならないとか、アメリカは自由・民主主義を広めて行きますとか、アメリカは世界にいい影響をもたらしてます・・・って言ってるかのような映画だ。愛国心を高めるためにある作品とでも言えようか。アメリカの球場で今年から歌われるようになった"God bless America"の雰囲気が漂うと言うか。この御時世だからできた映画って感じもする。
 というわけで、★★☆。迫力だけは認めます。

座頭市 [映画]

 おととい、飛行機で某小学校の上空を通り、そこの先生と今日は会った。
「映画でも見るか」
ということで、久しぶりに日本映画。北野映画は3年前にカナダで見て以来である。

 話がそれるが、カナダでも北野武の映画は受けがいい。モントリオールに住んでいた時の話だが、
「この映画、何だか面白そう」
というわけで、お世話になったホストマザーとCinema du Parcへ見に行ったのは「菊次郎の夏」。"Kikujiro"というタイトルで上映され、英語字幕付き。地元新聞でも英字・仏字問わず1面広告で大々的に紹介されていたほど。
 カナダで見る北野映画で分かったことだが、笑うタイミングが若干違うことだ。具体的にどことは言いにくいが、おじちゃん役のたけしが近所の子供を「目的地まで連れて行くから」と連れて行ったところが競輪場。その時点で日本人には笑いをとれるところなんだけど、競輪なんて日本独特のギャンブルなもんだから他の人が見れば何のことやら分からない。
 さて、座頭市に話を戻そう。ベネチア映画祭で銀賞ということで、出来具合いに期待。確かに出来はいい。たけしらしく笑いがとれるところはとっている。その反面、チャンバラで血が吹き出るところは「バトルロワイヤル」の時代劇板を見ているかのような気がし、笑えるところがあるためか人が斬られるところがものすごく恐ろしく見える。
 評価は★★★☆。こんなもんでしょう。

イジュンガンチョプ(이중간첩/二重間諜) [映画]

 今日見た映画の韓国語タイトルである。日本では「二重スパイ」、英語では"Double Spy"である。
 スクリーンで韓国映画を見るのは今日が初めて。明日から韓国へ行くと言うのも何ともタイムリーなことである。
 ストーリーは北朝鮮工作員が亡命を装って韓国に入り込んだものの、韓国側から対北朝鮮工作の部署に配置となり、表向きは対北朝鮮工作の仕事をし、裏では協力者と共にスパイ活動を職場内で展開。ラジオ局の女性アナウンサーが実は北朝鮮の協力者という設定なのも面白い。
 私なりの評価は★★★。全斗煥大統領時代という民主化が達成されていない韓国という設定がなかなかいいんだけど、終わり方がお粗末。私はハングル読めるから出演者の名前や監督の名前がわかってて問題ないけど、他の人が見ててこれじゃキャストやスタッフが誰なんだかさっぱりだ。どうでもいいと言えばどうでもいいんだけど。

 というわけで、明日から韓国。現地から繋げられる限り日記アップ予定。よろしく。

マトリックス・リローテッド [映画]

 今月最初で最後の映画評。本日、先行上映で見た「マトリックス・リローテッド」である。
 英語版の席が埋まってて仕方なく選んだ吹き替え版。前作は3年前にモントリオールでの英語の授業で見たビデオ。もちろん英語のみで日本語訳全くなし。あまりストーリーが理解できなくてただある世界での本人と、異次元での世界での本人がいて異次元での世界で奇怪な動きをするキアヌ・リーブスが印象に残ってて、今回もそれが印象深く残るものであった。
 ジャッキー・チェンやブルース・リーのようなカンフーを取り入れたアクションって日本ではさほどではないけど、アメリカ人にはとにかく大受けするものである。別に中国人が出てくるわけでもないのに、何でこんな映画が多いのかと思ってしまう。この「マトリックス・・・」も例外ではない。
 確か映画で出てくるハイウエーってこの映画のために造られたと聞いたことがある。このハイウエーでのアクションも見逃せない。また、前作に続き出演者のアクションの良さが出ているが・・・一つ言えることはストーリーが難しい。吹き替え版でのセリフが英語の直訳に聞こえてならない。そして、しまいには「次作に続く」である。完結しないのが非常に痛い。
 というわけで、私の採点は★★★☆。私にとってちょっと内容が難しい。でもそれを無視するとずいぶん楽しめるものとなる。そして、この映画はエンディングの最後の最後まで見ること。ストーリーの続きが楽しめるかも。

しかご [映画]

「29日に映画はどうですか?」
と誘われ、
「じゃ、シカゴなんてどう?」
と提案すると、
4か5?」
と返ってきて、会話のずれを感じる今日この頃。

 今日見に行った映画は今年のアカデミー作品賞のシカゴ。20世紀初頭のシカゴを舞台に、殺人容疑で捕まったダンサー志望の女性が有力弁護士を雇っていかにして世間の注目を浴び、無罪を勝ち取っていくか・・・をミュージカル風に描いた作品である。
 これってもともとブロードウェイで公演してるミュージカルなのかな? ある部分ドラマ仕立て、と思ったら知らない間にミュージカル仕立てに話が進んでいく。今までにない話の展開。ある部分「ダンサー・イン・ザ・ダーク」にも似てる。
 総合評価は★★★★。酷評かもしれないが、アカデミー賞作品賞の割に、話の流れが決して最高とは言いがたい。弁護士役のリチャード・ギアの演技とミュージカルが合っていない。違和感を感じる。ただ、ここで使われている音楽だけに限れば★★★★★の5点満点をつけたいね。

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