セブ島でゴルフ

　セブ島の朝は早い。太陽が昇る5時半過ぎから外が騒がしくなる。滞在先の家の前がセブ島北部へ続くメインロードということもあって、クラクションを鳴らしながら車が多く通り過ぎて行く。
　
　今日は初めてゴルフ場でゴルフをする。場所はクラブ・フィリピノ(Club Filipino Inc. De Cebu)。「地球の歩き方」では難関とされているところなのだが、滞在先から車で10分程度と近く、またあまり客がいないのでのんびりとできるというメリットがあるのだ。
　ゴルフ場は起伏の激しい山道を抜けたところにある。プレーヤーは私と兄の2人。そしてキャディーは地元の男性2人が付く。1番ホールからスタート。早速、ドライバーで打つことになるのだが、これまでドライバーでなんてまともに練習したことがない。果たしてまともに飛ぶのだろうか心配だった。案の定、空振ってばかり。当たってもまともに前に飛ばない。かと言って、アイアンで主に練習してきたので、大丈夫かと思うが、どういうわけか、これまた空振ってばかり。数メートルしか飛ばなかったり。
　パットもまともに入らない。1メートルにも満たない距離でもまともに穴に入らないのだ。すべての項目において要練習。
　本来、1回飛ばしたら、次はその飛んだ場所から飛ばすことになるのだが、キャディーの配慮(?)で、
「いいよ、もう1回どうぞ」
と納得いくまでボールを飛ばせたり、飛ばしにくいところにボールが落ちたら、飛ばしやすいところにボールを移動してくれたり、初心者にはありがたいサービス。
　現に、飛ばしたボールをOBで他人の敷地に入れてしまったり、池に落としたりで相当数ボールをなくしてしまった。どういうわけか、コースの途中にはボールを売る人がいて、1袋(10個)150ペソ(400円ぐらい)で2回程購入。さらには、疲れた頃にジュースを売りに回るおばさんもいて、いかにもフィリピンらしいのだ。

　それにしても、前後に客がいない。私みたいな超初心者がやるにはちょうどいい場所である。日本だと、後ろの組が待っているとか、前の組がまだプレーしてて動けないとかそういう心配があるけど、ここではそんな心配がない。
　全18ホールを終了するのに5時間かかった。ほとんどのホールで10打以上たたいた。少ないところでもパー3のところを7打。本当に疲れたが、好天の下でプレーができて本当に良かった。


これはゴルフ場からの帰り道に撮ったセブ島北部の街ダナオの様子。私が滞在しているところはその奥の方になる。


滞在先に戻ってずっとのんびりしていた。これは夕方に滞在先から撮った写真。家は東海岸に面しているので、太陽はこの方角から昇ってくる。滞在中に何とか日の出の様子を撮ってみたいものだ。

　明日は家でのんびり過ごすか、市街に出て観光するか、どちらかを予定している。