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硫黄島からの手紙 [映画]


 久しぶりに映画評。




 今日見に行ったのは、「硫黄島からの手紙」。太平洋戦争で、硫黄島での激戦を日本側から見た作品で、先月の「父親たちの星条旗」と同じ監督である。

 これって、主演は二宮君かい? と言いたくなるほど、主演の栗林中将を演じる渡辺謙よりも多く出ている。でも、主役は主役らしい引き締まった演技で、作品を盛り上げている感じだ。

 どのような作品にもありがちな恋愛色なんてほとんどないし(家族を思うところはあるが)、アメリカ映画にありがちな戦争を美化する内容でもない。栗林中将の軍人としてまたは指揮官としての立場と、ひとりの下っ端兵隊がよく描かれている。




 これ以上突っ込んだ話はできないが、★★★★☆(5点満点中4.5点)といったところか。わざと映像を古く見せているところと、夜の戦闘や洞窟シーンが多くて暗い感じがするのは仕方ないところか。でも、いい映画を見させてもらった。関連作品の「父親たちの星条旗」を事前に見ておくと、話の流れがつかめるので、そうすることをおすすめする。




 年内はこれで見納め? いや、もう1作品は見ておきたい。


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