入院そして手術 [健康]
8月お盆休みの紀伊半島旅の話に入る前に、個人的なお話を。
8月29日から9月3日まで6日間入院し、8月30日と9月2日に手術を受けた。入院も手術も人生で初めてである。その経緯を書くこととしたい。
事態に気付いたのは去年のGW明け頃のこと。風呂場で裸を鏡で見ていたら、体の右と左で胸から脇腹にかけての体つきが大きく違っていることに気付いた。
その左側だけが何故か膨れているのだ。「お腹の膨れ」は単に太っているから、「股間の膨れ」は男だから(笑)、「胸の膨れ」も小学校高学年から気になっているけど、太っているからということにしたい。ただ、左脇腹だけが膨れるなんて考えられないのだ。
そこで、地元の医者に診てもらったら、
「これ、脂肪腫ですね。大したことないから、そのままにしておきましょう。大きくなったらまた来てください」
と言われて、去年5月から気になりながらも約1年間放置していたわけだ。
そして1年後、今年4月の健康診断で、問診の先生に診てもらったら、
「これは皮膚科で切ってもらったほうがいいよ」
と踏み込んだアドバイスを受けた。別にあれから大きくなったという意識はなかったのだが、ここの医者からすると大きなもののようだった。
そんなわけで、去年診てもらった先生とは別の市川駅近くの皮膚科に出向いたのは5月末のこと。そこで、話がとんでもない方向に向かってしまった。左脇腹の膨らみを見せたら、こんな大きいのはここの皮膚科では取れない。全身麻酔手術になる。大学病院に紹介状を書くので、そこで診てもらって取ってほしい、ということになった。
紹介状を持って大学病院の形成外科に出向いたのは6月中旬のこと。この頃、職場でも色々あって精神的に崩れていた時であり、かつ腰も痛めてて、最悪な時期。仕事休めないし、楽団の練習参加できないし。
何度か診察を受けて、手術日を決めたんだけど、8月末まで手術室が空いてないという状況。さすが大学病院。体調を崩していたこともあり、2週間の休みの間に手術も済ませてしまおうというつもりが、この休みと手術の休みを別々でとることになった。職場に本当に申し訳ない思い。
そして8月29日入院。3日間仕事を休んでから職場復帰するつもりでいたが、6日間の入院になってしまった。
初日は、医師の診察、麻酔科の問診、看護師から色々・・・とあったけど、比較的自由に過ごせた。
8月30日午前中に全身麻酔手術。食事は朝から晩まで一切なし。手術着を着用して、パンツではなくT字帯というふんどしのようなものを着用して手術室へ。寝ている間に手術が行われて、終わったところで起こされて、ゴルフボールより大きいぐらいの摘出した腫瘍を見せてもらい、ベッドに戻る。1時間半の予定が2時間以上かかった。腫瘍が筋膜に癒着していて除去に時間がかかった上に、筋膜の一部も取り除いてしまったとのこと。傷口がものすごく痛くてベッドで動けないし、人生で初めて点滴刺されたままで、酸素マスクも外せない状態。そんでもって、水すらも飲ませてもらえない。手術が終わった後からこの日が一番つらかった。
8月31日、9月1日と、医師の診察、看護師とのやりとりがある以外は何もなし。しかし、傷口が痛いままで、何度か痛み止めの薬をもらう。痛みがきつくて普通に歩けない。何とかトイレとお茶汲みに行けるまで。
9月2日、実は背中にも小さな膨らみがあったので、ここも除去手術を受けた。こちらは小さかったので、局所麻酔で30分ほどで終了。
9月3日の朝の診察で退院決定。点滴の針もやっと取れた。傷口に薬を塗られて、絆創膏で処置する程度までになった。
入院期間中、幸い自分の病室でパソコンとネットが使えたこともあり、大きな手術があった日以外は会社のメールを常に見られる状態にして確認していたのと、次の火鍋を食べる日程決めとメンバー集めをLINEやFacebookのメッセンジャーでしたり、今後の旅行計画を立てたりすることができた。また、読みかけの世界史に関する本1冊と、新しく購入したトヨタ式改善活動に関する本1冊を読み終えた。なかなか本を読む機会がないので、その点では良かったと思う。
こうして、5日ぶりに外の空気を吸って帰宅。
入院はしたくない。健康でい続けたいものである。
次のページから旅行記に戻ります。
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