2016.10.09 ソウル旅2日目(1) 曹溪寺・大韓民国歴史博物館 [韓国]
ソウル旅2日目。東京は天気が悪いらしいが、こちらは快晴のいい朝を迎えた。
朝食は鍾路3街の食堂でユッケジャンを食べる。5000ウォンで栄養のあるものを吸収する。
食堂のメニュー。この内容が理解できれば、韓国で食事に困らない。
仁寺洞の西側に位置する曹溪寺(チョゲサ)へ。
ここはソウルに旅行の旅に参拝しているような気がする。
週明けから菊まつりのようだが、まだ飾りに菊の花はほとんど咲いていない状態。
日曜の朝から、お参りする人が多い。
ちょうどお坊さんがお経を唱えている最中だった。
それにしても天気がいい。午前10時の光化門付近。
光化門広場に面した大韓民国歴史博物館に入ってみた。入場は無料である。
最初の展示室で太極旗が国旗として成立する過程が紹介されていたり、李氏朝鮮から大韓帝国の成立、日本の植民地時代で日本に搾取された歴史が淡々と紹介され、そして復帰後に大韓民国成立、朝鮮戦争、その後の復興などが前半で紹介されている。
韓国で最初の国産車がこれ。
ジープみたいな車である。
起亜の三輪トラックはマツダの技術協力で造られたものだろうか。
以後登場する起亜の車は、マツダのデザインに似たものばかり。
韓国車の歴史が紹介されているが、日本車のノックダウン生産が主流だったんだな。
どう見ても日本車ばかりで懐かしく見える。
新進自動車は、トヨタのコロナやクラウンをノックダウン生産していた会社。
後に大宇自動車となって経営破綻して、現在は韓国GM。
当時から今まで残っている自動車会社は、マツダと提携していた起亜と、三菱と提携していた現代ぐらいである。
韓国映画のポスター。
何だか昭和みたいな雰囲気が漂っている。
金一は、日本では大木金太郎の名前で活躍したプロレスラー。
どの新聞社も女性誌を発行していたんだな。
1960-80年代の大衆歌謡を紹介するコーナー。
趙容弼(チョー・ヨンピル)ぐらいしか知らない。
ジャケットの右下にあるタイトル”돌아와요 부산항에”は日本では「釜山港へ帰れ」で知られている。
軍政時代の民主化運動に関する展示。
民政選挙の立候補2-4番は皆、金(キム)さんで、「三金」と呼ばれている当時の有力政治家である。
当時当選したのは、軍出身の1番の盧泰愚(ノ・テウ)氏で、2番の金泳三(キム・ヨンサム)氏は次期選挙で大統領となり、3番の金大中(キム・デジュン)氏はさらにその次の大統領になり、金正日と南北会談を実現させてノーベル平和賞まで獲った人物。4番の金鐘泌(キム・ジョンピル)氏は朴正煕大統領時代の首相を務めた人物。
最後に韓流もちらっと紹介。
これらのおかげで、韓国を訪れる人が増えたんだよな。
他に、大統領の机と椅子が用意されていて、青瓦台をバックに写真を撮れるところもある。これだけの内容を無料で見ることができて、かなり勉強になった。
このあと、西村付近を歩いて、もう1つの歴史博物館へ。
続きは次のページで書きます。
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