2019.01.02 スリランカ旅5日目(2) キャンディ郊外の寺院3ヶ所 [海外旅行]
車をチャーターして行くキャンディ郊外の旅は後半に突入。ここからは寺院巡りに入る。
まずはガダラデニヤ寺院(Gadaladeniya Rajamaha Viharaya)から。
敷地内は裸足にならなければならないが、この天気の良さで、地面がものすごく熱くてやけどしそうなぐらい。でも、ルールですから裸足で中に入る。
入場料払うところにおじさんがいて、チケットのデザインは、ここのおじさんによって描かれたものだという。
石造りの寺院で、1344年建立。日本では鎌倉幕府が滅んで南北朝の時代に入ったところである。
仏像も見事である。
ガダラデニヤから次の寺院に移動する間は、金属加工のお店がいくつも並んでいた。かつて王宮に加工品を献上していた人達の末裔が今もこの地で同じような仕事をして暮らしているのだという。
次に訪れた場所はランカティラカ寺院(Lankatilaka Temple)。
スリランカの500ルピー紙幣にも描かれている寺院である。
入口はこの正面と裏側にあり、それぞれで見られるものが違う。
仏教寺院ではあるが、ヒンズー教寺院のような雰囲気が漂っている。
キャンディの仏歯寺とも異なった雰囲気だった。
そして建物裏側から入ってみる。
ガイドさんに言われなければ、気づかないで帰るところだったが、こちらはまさに仏教らしい雰囲気が漂っていた。
様々な種類の木々が植えられた道を進む。運転手さんはスパイスに関して詳しくて、それぞれの木について教えてくれた。これはクローブ、これはコショウ、これはコーヒー、そしてこれはバニラ、って感じで。
1つだけ摘んで口の中で噛んでみたら、後から本当に刺激のある味。
平地では稲作の風景。
スリランカの米は長粒種で、カレーに付きものである。
次に訪れたのは、エンベッカ寺院(Embekka Dewalaya)。
建物の柱を見ていると、日本のお寺に来たような感じに思える。
ここは14-15世紀に木で建てられたお寺である。
柱には様々な彫刻が付いていて、それらも見逃せない。
この先には秘仏が祀られていて、訪れた時間は残念ながら見ることができなかった。
仏教寺院ではあるが、ヒンズー教の要素もかなり加わった感じがある。
15時過ぎに遅い昼食。
観光客向けのレストランで、値段もそれなりにする。
カレーを頼むと、様々な種類のルーが出てきて美味しくいただけた。観光客向けだからか、辛さはそんなになかったように思える。
今回利用したアクアの車内には「福井トヨペット」の点検票と三国神社のお守りが残っていた。
福井県で数年乗った車が、はるか遠いスリランカで余生を送っているなんて、前のユーザーは思いもしないだろうな。
このアクアは日本で新車のアクアを買うのと変わらないぐらいの値段がしたという。それぐらいスリランカでは新車はかなりの高級品で、中古車でも高嶺の花。だから、街の規模の割に車を持っている人が少なくて、車を持っていたとしても中古車ばかり。でも、品質や低燃費にはこだわりがあるのか、車検証票や燃費基準達成のステッカーが残されたトヨタのプリウスやアクアを街中でかなり見かけた。
こうして、16時過ぎにキャンディのホテルに戻って、郊外の名所を車で巡る旅はこれにて終了。
この後、ホテルで少し休憩をしてから、夕方から夜のキャンディの街に出てみます。続きは次のページで。
コメント 0