2019.04.29 元号跨ぎ欧州旅3日目(4) マルセイユまで高速鉄道の旅 [海外旅行]
バルセロナでの滞在はわずか1泊であっという間だった。そして、スペイン滞在も今回の旅でこれが最後。
15時半過ぎにホテルで荷物を引き取って、地下鉄でサンツ駅へ。
駅にはホテルの最寄り駅にはエスカレーターがなくて、乗車までが大変だったが、サンツ駅の方にはエスカレーターがあって下車は便利。
バルセロナのサンツ駅は、スペイン国内に限らず、隣国からの列車も発着するターミナル。
行き先表示板を見ると、マドリッドやバレンシアといったスペイン国内だけでなく、私がこれから向かうマルセイユやトゥールーズといったフランスの地名も見られる。
さすがバルセロナ。サンツ駅の中にもFCバルセロナのショップがあった。
マルセイユ行きは3番線から出発ということで行ってみたら、入場待ちの列ができていた。
ヨーロッパの長距離列車に改札なんてあったっけ? と思いながら列に並ぶ。
今回乗る列車マルセイユ行きは16時45分出発で、途中9駅停まって21時20分に終点マルセイユに到着する4時間半の行程である。
列は前に進み、一番前で係員に切符を見せるように言われ、日本でネットで購入した切符を提示。そして、地下のホームに向かうと、白い車体が既に入線していた。
この時間のマルセイユ行きは、スペインの高速特急車両AVEによる運行。
フランスのTGVと同じアルストム社製。
行き先表示を見ると、マドリッドが始発駅でバルセロナは中間駅のようである。
定刻に出発して、バルセロナの市街は地下を通り抜けるが、数分で地上に出て、郊外では高速鉄道の専用線に入るため、新幹線並みにスピードを出す。
スペイン国内では列車は右側通行。
ところが、フランス国境を過ぎたあたりであっという間に左側通行に変わった。
フランスに入って最初の停車駅。
2つ地名が書かれているのは、フランス語とスペイン語の違いだろうか。
広告の表記もフランス語だ。当然だが。
フランスに入って、車窓の雰囲気が少し変わったような気がする。
そして、進行方向右側も左側も海の上を走っているようなところをしばらく通過。
これがナルボンヌの前後からモンペリエの前まで続く。
写真に収められなかったが、塩田のようなところも確認できた。
海岸から離れると、ぶどう畑が続く景色に変わる。
綺麗な街並みが続くニームに到着。
そして、アヴィニヨンは高速鉄道の専用駅に停車。
この後、エクサンプロヴァンスにも停車するが、外は暗くて車窓を撮影できる状態ではなかった。
バルセロナから4時間半ほど経過した21時20分にマルセイユ・サンシャルル駅に到着した。
また、スペインを旅行する機会があったら乗車したいものである。
マルセイユの駅舎は近未来的な感じ。
この日の宿は駅から歩いて5分の東横イン。
日本各地の主要な駅前によく見るあのビジネスホテルが、フランスでは唯一マルセイユにある。
部屋の造りが日本の東横インと同じである。
聖書や創業者の著書が置いてあるところまで。
他に、バスルームでの毛染め禁止の張り紙がフランス語と英語ではあったものの、貼られているところまで東横インである。
会員価格が適用されてシングル42.25ユーロは、今回のヨーロッパ旅行の宿の中で一番コスパが良かったと思う。朝食も和食はないけどしっかり付いていたし。
ホテルの窓から。次の日はこのマルセイユの街を歩きます。
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