2020.12.30 愛知旅5日目(2) 中村公園 [国内旅行]
栄から地下鉄に乗り、中村日赤で下車して向かった先はスサノオ神社(←すみません、うまく漢字変換できないのでカタカナにしました)。
1774年創建で、現在の地に昭和8年(1933年)に移転してきたという。
11月は酉の市が行われるなど、商売繁盛の神様ということで。
御朱印は社務所不在でいただけなかった。
スサノオ神社から歩いて15分ほどの中村公園にある豊国神社(とよくにじんじゃ)へ。
豊臣秀吉を祀っている神社なのだが、ここは至ってシンプルな造り。
大阪城や長浜にある豊国神社が良すぎるのかも。
江戸時代は秀吉を祀ることが禁止されていたようで、各地の豊国神社と同様にここも明治時代に入ってからの創建である。
神社裏手には秀吉生誕地の碑が立っている。
他にも加藤清正の生誕地もこの地区にあり、豊国神社の摂社として清正公社もある。
さらには、歌舞伎の中村家も現在の中村区が発祥の地。中村は歴史的に面白い場所である。
豊国神社の御朱印。
書いていただけたのはこの1種類だけで、いくつかあった書き置きの紙からこの2種類を選んだ。
中村公園に隣接する常泉寺にも参拝。
境内には秀吉の像。隣には秀吉の産湯に使ったとされる井戸がある。
秀吉が小田原征伐の前に立ち寄って植えたとされる柊の木。
常泉寺は加藤清正によって創建された日蓮宗の寺院である。
堂内には秀吉の小さな木像が保存されているが、元々は大阪城にあって、加藤清正が豊臣秀頼に願い出て譲り受けたもの。後にお寺が火災で焼けたが、木像は難を逃れて現在に至っている。
常泉寺は日蓮宗なので、御首題をいただいた。
何種類かあった中で今回はこの3種類。
これをお願いしている間、お寺の奥様とお話ができたのだが、「名古屋と言うと、徳川家康の名古屋城ばかりにお金が使われてしまっている」との嘆きをお聞きしたが、確かに豊臣秀吉や加藤清正も日本の歴史上重要人物。この中村も注目されるべきだよなと感じながら、お寺を後にした。
常泉寺に隣接して、妙行寺へ。
こちらも同じく日蓮宗のお寺で、ここは加藤清正生誕の地である。
元々は違うところにあったが、名古屋城築城に貢献した加藤清正が、余材でお寺をこの地に移転させたのだという。
御朱印はコロナ禍で対応を中止しているということで、今回はいただけなかった。
中村公園を一回りして、今回の愛知県での御朱印巡りを終了。
予定より早めに上がることができたので、帰りの新幹線を1時間ほど早めることができた。
その上、帰りも富士山を拝むことができて、これにて2020年の旅を締めくくり。
余談だが、名古屋駅で買ったお土産は赤福と信玄餅。
赤福は伊勢まで行かなくても、名古屋駅や新大阪駅でも売っているので見つけるとつい買ってしまう。鬼滅の信玄餅がまさか名古屋駅で売っているとは思わなくて、ねず子ちゃんバージョンの信玄餅についつい手が出てしまった。
2020年の旅行記はこれにて終了。
年末年始は2002年の正月からずっと海外旅行なのだが、これが2020年の正月で連続記録が途絶えてしまった。コロナ禍なのは仕方がない。
来年はコロナ禍が落ち着いて、旅行ができるようになって欲しいものである。