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2020.03.20 八王子城、日吉八王子神社 [国内旅行]

 2月後半の3連休に伊豆に出かけて以来、コロナの問題で仕事以外の外出を自粛。通ってたジムから感染者が5人出て、自宅近くのデイケアからも5人出て、私の住んでる街はクラスター状態。3月上旬に鹿児島に週末1泊2日で出かける予定だったのをキャンセルしたため、仕事以外の外出予定がない状態が3週間続いた。暇さえあれば外出する私が3週間も外出しないというのは、私にとってはストレスである。

 

そこで急遽、近場で城廻することにした。1月以来の日本100名城巡りである。

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朝8時45分の高尾駅から今回の話スタート。

外出自粛の世の中だが、朝から多くの人で駅前は賑わっていたが、高尾駅って様々な霊園の最寄り駅なんですな。

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高尾駅から八王子城の登山道入口までバスがあるのだが、1時間に1本程度しかなくて、ちょうど10分前に出発したばかりで、次が40分後。ただ、途中までは何本もバスが出ているので、それに乗って八王子城入口で下車。

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バスを降りたところから登山道の入口までの間にお寺が数軒ある。

その中の一つ、宗関寺は平安時代の創建で、北条氏照(八王子城を築いた人物)によって再興されたという。

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八王子城の登山道入口に到着。

ここに到達する前に八王子城のガイダンスセンターがあるが、コロナの影響で3月いっぱい閉館とのことで中に入れず。100名城のスタンプは、登山道入口の管理棟でパンフレットと一緒にいただいた。

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まずは、麓の御主殿のあった側へ。

御主殿に入る前に橋を渡るが、城が機能していた当時は、敵の侵入を防ぐために、壊せるようになっていたという。

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御主殿は、北条氏照の居館があったところとされる。

過去の発掘調査で、ベネチア製のレースガラス器の破片がいくつも見つかっていて、北条氏が外国との繋がりがあったことを窺わせる。

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次に本丸があった山頂を目指す。

正面に柵があって、本丸まで行けないのでは?と思ったが、右側に迂回路が設定されていた。

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本丸への登山道入口。

鳥居があるのは、山頂手前に神社が置かれているため。

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ここしばらく山登りをしていなかった者にとっては、少しハードな山道である。

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途中には家臣が守備についた曲輪の跡が残っている。

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さらに進むと、平野が一望できるところも。

天気が良くて、肉眼でスカイツリーや筑波山が見えるほど。

写真では分からないかな。

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麓の鳥居から30分かけてやっと本丸手前の八王子神社に到着。

北条氏照が城の守護神として八王子権現を祀ったのが始まりで、これが八王子という地名の語源になっている。

1590年に城が攻められて焼失したものの、江戸時代の元禄年間に再建されている。

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扁額を見ると、謹書は平沼騏一郎によるものとなっている。

戦前に内閣総理大臣を務めた人物で、最近まで何度か閣僚を務めた平沼赳夫は平沼騏一郎の養子にあたる。

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そして本丸到着。

祠が置かれているだけの狭いスペースで、家臣が守備についていたそうである。

1587年頃に北条氏康の三男の氏照が滝山城からここに拠点を移したことにより築かれた城だったが、1590年に前田利家と上杉景勝に攻められて落城という歴史が短い城だったことになる。

その結果、本家の小田原城も開城となり、北条氏滅亡に至ったわけだ。

 

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八王子城の後に訪問したのが、西八王子駅から歩いて10分ほどの日吉八王子神社。

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八王子城落城後、1595年に現在の街に八王子権現を勧請して祠が建てられ、1667年に社殿が建築されたという。城跡の八王子神社と同様に、こちらの神社も八王子神社の流れを汲んでいることになる。

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日吉八王子神社の御朱印。

普段は御朱印帳に直接書いていただけるのだが、コロナ対策で書置きの紙を渡すという方針に変更となっている。

 

この後、八王子で最古の子安神社を参拝して、滝山城に向かいます。

 


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