2018.09.22 羽越旅1日目(4) 夕方の玉川寺、羽黒山五重塔 [国内旅行]
湯殿山のお寺から羽黒山に戻る途中、玉川寺という庭園が有名なお寺があると聞いて、行ってみた。
あらら・・・
山門の正面に、拝観受付は終了しましたの看板が置かれていた。
この時すでに17時を過ぎていた。
残念、目的地の羽黒山随神門に向かおうかと思っていたら、
にゃ~ん
って、山門からネコちゃんが駆け寄ってきて、私の目の前でゴロン。
首輪を付けていたから、ここで飼われているのだろうか。
拝観できなかったのは残念だったけど、ネコちゃんにはかなり癒された。
18時。再び羽黒山随神門である。
何故、この時間に戻ってきたかというと、この時期限定で羽黒山五重塔が夜にライトアップされるということで、随神門前で入場料を払って中に進んだ。
暗い道を進むことになるので、提灯のサービス付き。
昼間に見た摂社もライトアップ。
但し、須賀の滝はライトアップされてなかった。
通路からの灯りで何とか見える程度である。
夜は夜でまた五重塔が違った美しさを出していた。
この時間は内部公開しておらず、外観を見ただけだったが、本当に良かった。
この時ちょうど、アンサンブルコンサートのリハーサルをやっていたが、本番の演奏も聴いてみたかったな。
五重塔から山頂方面の道に照明はなく、完全に真っ暗。非常に危険なのでこの先を夜間に歩くのは絶対にやめた方がいい。五重塔から再び随神門まで歩いてきた道をそのまま戻った。
外は完全に真っ暗になった。
羽黒山随神門から車で酒田駅前のホテルまで50分ほど夜道を移動。
羽黒山を夜まで楽しむことができて、充実の1日だった。また機会があれば是非とも訪れたい場所である。
翌2日目は鳥海山方面へ。
次のページで書きます。
2018.09.22 羽越旅1日目(3) 出羽三山神社・大日坊・注連寺 [国内旅行]
羽黒山の麓から歩き続けて、山頂の鳥居をくぐったところでついに土砂降り。
最初に見られる社殿は厳島神社(左)と、出羽三山を開いた蜂子皇子を祀っている蜂子神社。
推古天皇の時代に出羽三山を開いたというのだから、ここには長い歴史がある。
羽黒山のメインはこの出羽三山神社の三神合祭殿。
羽黒山だけでなく、月山と湯殿山の神様も一緒に祀っている神社。それぞれの山にお参りできない人たちのために、ここで参拝できるようにしている。
御朱印は何種類か用意されているが、他の社殿も回ってから御朱印をお願いするのがここのルール。
球の上に八咫烏がいるが、開祖の蜂子皇子は、八咫烏に導かれて出羽三山に来たのだという。
後ろの建物で秘仏の特別展が行われていた。
羽黒山にも東照宮が置かれている。
江戸時代に天海僧正の弟子・天宥が鶴岡藩主に働きかけて、藩主の酒井氏によって寄進されたのが始まり。
霊祭殿は霊廟のようなもの。三神合祭殿とは別にここの御朱印をいただける。
境内には末社がいくつも並んでいる。
天宥社は、羽黒山別当天宥を祀っている。
1日ずれていたら、羽黒山でシンフォニーコンサートを聴けたのに(涙)
吹奏楽の世界でお世話になってる八木澤教司さんの曲も入っていたので尚更である。
山頂から麓の駐車場まではバスで戻る。
バスが来るまで時間があったので、広場の土産物屋で山菜そばを食べる。付け出しの筍に味噌を和えたものが美味しかったので、これをお土産にした。
14時20分発のバスで山頂を出発し、駐車場まで15分。私と同じような考えの人が多く、バスは座席が埋まるぐらいの乗車率。
羽黒山随神門から車で30分ほど湯殿山まで走る。
ただし、湯殿山神社までは遠すぎるので今回は大日坊までが限界だった。
この仁王門は鎌倉時代に建てられたらしく、山形県内では最古の建造物。
大日坊は、湯殿山が女人禁制だった頃に女性がここで湯殿山を参拝したことにしていたという。
弘法大師によって開創され、春日局によって再建され、徳川将軍家の祈願寺という位置付けだった。
写真撮影禁止の即身仏がここにはある。一言でミイラなのだが、見事な保存状態である。
真如海上人という名で、96歳で生きたまま中に入ってミイラと化したという。
即身仏の前では住職による説明がなされたが、お国訛りが強すぎて・・・。
その後、お祓いまで受けて大日坊を後にした。人生で初めて即身仏を生で見た。
次に参拝したのが、大日坊から車で数分の注連寺へ。
こちらも弘法大師の開基とされていて、月山、湯殿山の遥拝所の役割を果たしてきた。
ここにも鉄門海という即身仏が存在していて、大日坊と違うのは、鉄門海は庶民に施しをするなどで生きている間から世に知られている人物で、71歳で即身仏になったという。
堂内は撮影禁止だが、天井絵画は見逃せないものばかりである。
大日坊も注連寺も拝観料が必要で、中で説明を受けることになるが、それだけ価値の大きいお寺である。また行ってみたい。
湯殿山から再び羽黒山に向かう途中で休憩。
ここはもう山の中である。
実りの秋、ちょうどいい時期に訪れることができて良かった。
出羽三山神社でいただいた御朱印。
霊祭殿以外は三神合祭殿で全ていただいた。
出羽三山神社の御朱印は見開き2ページ分ある。
そしてお守りも。右の木製は昼間に購入し、左のお守りは夜間限定品。
大日坊と注連寺の御朱印。
どちらも深みを感じる書き方である。
この後、再び羽黒山方面へ。
夜もまた楽しめたので、次のページで書きます。
2018.09.22 羽越旅1日目(2) 羽黒山を目指して歩く [国内旅行]
鶴岡市街を抜けて、羽黒山に向けて車を走らせると、旧羽黒町に入る。
途中に、出羽三山神社の大鳥居があったようだが、現在は解体修理中である。
羽黒山麓の手向(とうげ)の宿場町に入り、正善院黄金堂に到着。
源頼朝が奥州討伐の際に勝利祈願で寄進したお寺とのこと。
堂内には仏像がずらりと並ぶ。28体並んでいて、鎌倉、室町時代からのものもある。堂内は残念ながら撮影禁止だが、それなりに見る価値は大きいものがある。
2018.09.22 羽越旅1日目(1) 旅立ち・荘内神社・鶴ヶ岡城 [国内旅行]
何年か前に山形市内を100名城と御朱印を兼ねて回った時に、出羽三山と鳥海山の里の宮があり、その時からいつかは出羽三山に行ってみたいという思いがあった。
そして、羽黒山五重塔の内部が明治維新以来初公開ということで、行動しやすい9月に行こうと3ヶ月ほど前から計画。ちょうどANAの羽田から庄内便が1万円程度で安く出ていたのと、宿もいい額で出ていたので、予約して計画を詰めた。この日は例年なら東京ビッグサイトでツーリズムエクスポジャパンという旅行の見本市が開かれて見に行くのだが、今年はいいやと思い、出羽三山に行く方を選んだ。
羽田から初めて庄内行きに乗った。
朝一番の便はターミナルから飛行機までバス移動。
2018.09.16 大阪城・豊国神社 [国内旅行]
阪急電車に乗って、茨木市から梅田に到着。
駅北口の茶屋町にある綱敷天満宮の御旅所へ。
ここで綱敷天満宮の分も含めていくつか御朱印をいただけるということでお願いしたが、1時間待ちになるとのこと。
時間がないので、またの機会に伺うことにした。