2019.07.06 日帰り南房総(4) 安房国一の宮 [国内旅行]
小松寺から移動した先は、房総半島の先端に近いところにある安房国一宮の安房神社。
神武天皇の東征に同行した忌部氏の神様を祀ったのが始まり。
忌部氏は元々は阿波徳島の豪族で、黒潮に乗ってこの地に来たようである。
房総半島の海岸沿いに西に進んだところにある洲崎神社へ。
こちらも安房国一宮を名乗っている。
それにしても、この先の階段の長さにはうんざりする。
普段は神社に誰もいないようで、隋神門の中に書き置きの御朱印の紙が用意されていたので、ここで300円を入れて御朱印を受け取った。
階段を登りきって、振り返ったところ。
この先は東京湾だが、天気が悪過ぎて、海が全く見えない。
こちらも神武天皇の東征で忌部氏が来たところから歴史が始まったとされている。
石橋山の戦いで敗れて房総半島に流れた源頼朝が最初に参拝した神社であるとか、室町時代は太田道灌がこの神社の分霊を神田明神の摂社に奉斎したとか、松平定信が奉納した神社の扁額があるとか、歴史的に知られていた神社のようである。
現在の社殿は江戸時代前期のものとされている。
2つの安房国一宮の御朱印。
洲崎神社の方が太くてしっかりしているようだが、書き置きの紙で書かれたものだった。
帰りに館山市内の鶴谷八幡宮にも立ち寄ったが、17時半を過ぎていたので、御朱印をいただくのは断念した。またの機会に参拝しようと思う。
社殿に参拝した時に、上を見上げてびっくり。
天井の木彫が見事である。
こうして、日帰りの南房総を終了した。
養老渓谷周辺は入れないなどあったが、それ以外は軒並み目的達成。南房総へはまた違う季節に機会を伺って訪問したいと思っている。